1561年の空中戦、1897年の幻の飛行船… 歴史記録が証明する「古代のUFO」現代の目撃情報は氷山の一角に過ぎなかった?

2004年に米海軍のパイロットたちが目撃し、世界に衝撃を与えた「チックタック型UFO」。その正体について、多くの人が「米軍の最新鋭の秘密兵器ではないか」と推測してきた。しかし、著名なUFO専門家であり、作家・監督でもあるマーク・クリストファー・リー氏が、その定説を根底から覆す、驚くべき主張を展開している。
「あの飛行物体は、人間が作ったものではない。何世紀も前から、ずっとここに存在しているのです」
リー氏は、自身の新作ドキュメンタリー『Project: Alien Earth』の中で、これらの飛行物体が地球製ではないことを示す、歴史的、視覚的、そして写真的な証拠を次々と提示する。彼の主張によれば、チックタック型UFOは、人類が空を飛ぶ技術やドローンを発明する遥か昔から、世界中で目撃されてきたというのだ。
歴史が証明する「数百年前からの目撃記録」
リー氏は、主流の学術界やメディアが意図的に無視してきた、いくつかの歴史的な大事件をその証拠として挙げる。
1561年、ドイツ・ニュルンベルクの上空での空中戦
数百人もの市民が、空中で繰り広げられる奇妙な「戦い」を目撃した。そこには球体や十字架型の物体に混じって、現代の目撃情報と酷似した「円筒形」、つまりチックタック型の飛行物体が多数飛び交っていたという。この出来事は、当時の新聞や木版画にも詳細に記録されている。
1896年〜1897年、アメリカの「幻の飛行船の波」事件
ライト兄弟が初飛行に成功する何年も前、アメリカ全土で金属製の「葉巻型」あるいは「カプセル型」の飛行物体が、数千人もの人々によって目撃された。目撃者には裁判官や弁護士、ジャーナリストといった信頼性の高い人物も含まれており、それらの物体が知的な制御下で巧みに操縦されていたと証言している。
リー氏は、これらの歴史的記録と現代のUFO目撃情報との驚くべき共通点を指摘する。
「音もなく推進し、瞬時に加速し、揚力を生み出す翼やプロペラが見当たらない――。これは、現代のチックタック型UFOで報告される特徴と全く同じです。偶然の一致ではありません。何世紀にもわたる“継続性”があるのです。そして、この継続性は、私たちの理解を超えた、地球外の知的存在を示唆しています」

真実を隠すための壮大な情報操作か?
ではなぜ、チックタック型UFOは「人間が作った秘密兵器」だという説が根強いのか。リー氏は、それこそが地球外生命体の活動という真実を隠蔽するための、壮大な「情報操作」だと主張する。
「これは典型的な“目くらまし”ですよ」とリー氏は語る。「もし国民が『あれは軍の秘密兵器だ』と信じてくれれば、政府はより大きく、そしてより恐ろしい問いに答える必要がなくなります。その問いとは、『我々は“彼ら”に訪問されているのか?』そして、『我々は、ずっと監視され続けてきたのか?』というものです」
彼のドキュメンタリーは、世界中のUFO研究家や歴史家、目撃者へのインタビューを通じて、チックタック現象だけでなく、その背後にある深い歴史の謎と、それが人類の未来に投げかける意味を探求していく。
我々が空に見る奇妙な光は、本当に現代技術の産物なのだろうか。それとも、遥か昔から我々を見守り続ける、未知の存在の影なのだろうか。
参考:Anomalien.com、ほか
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2024.10.02 20:00心霊1561年の空中戦、1897年の幻の飛行船… 歴史記録が証明する「古代のUFO」現代の目撃情報は氷山の一角に過ぎなかった?のページです。飛行船、チクタクUFO、空中戦などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで