第三次世界大戦の引き金に!? ― ロシアの「終末ラジオ」が告げたのは次の標的なのか

11月17日に再びメッセージを発信したロシアの「終末ラジオ」が特定の国の名前を告げた――。その国はロシアの次の侵攻目標なのだろうか。
■ロシアの次の侵攻目標国家が明らかに!?
1970年代から放送されているロシアの短波放送局である「終末ラジオ」は故障した家電製品のような不気味なブーンという音が常に流れしているが、不定期に突然メッセージを発信することが知られている。
そして今回、「終末ラジオ」がまた不吉なメッセージを発信しており、ウクライナに次ぐ次の標的国家を告げているのではないかと多くが懸念している。この謎の放送が今回告げた国名は「ラトビア」であった。
このメッセージは17日の月曜日に発信され、ソーシャルメディア上ではロシアが 隣国への攻撃を計画している可能性があると懸念する声が多数上がった。
ラトビアはNATO加盟国であるため、その国に対するいかなる攻撃もアメリカを含むNATO加盟国すべての反応を引き起こし、第三次世界大戦を引き起こす可能性がある。
この放送局が誰に向けてメッセージを発しているのかは不明だが、専門家はこの信号の頻度はウクライナ戦争のような危機の際に通常増加するため、この放送局はロシアの戦略軍司令部と関係があり、おそらく秘密命令の伝達に使われているのではないかと示唆している。
月曜日のサプライズ放送では、一日を通して6つの異なるメッセージが放送されたが、その中には「NZHTI NZHTI 15854 LATVIA 5894 4167」、「NANTOTYUK」という暗号らしきメッセージもあった。
またLAST、BOLONSKIY、GALVANIZER、DRAWなどの意味のある単語も含まれていた。
「bolonskiy」は本物のロシア語で、ボロネーゼ、つまりイタリアの伝統的なミートソースを意味する。イタリアも狙われているのだろうか。

「GALVANIZER」という言葉は、鉄や鋼を亜鉛などの他の金属でコーティングする作業員を指す英語の用語である。
東西冷戦時代、東西の国境は「鉄のカーテン」と呼ばれていたが、その鉄が厚みを増すということなのか。
そしてロシア、ウクライナ、NATO間の緊張が高まっている中で今回、ラトビアが直接名指しされたことは多くを驚愕させている。
ロシアがラトビアを攻撃すれば、NATO加盟国すべてが互いを防衛するという約束であるNATO第5条が発動され、全面核戦争に発展する可能性もある。
ソーシャルメディア上にはロシア語ユーザーを含め多くのコメントが寄せられている。
「ラトビアは地図から消えるのか? もう始まっているのか!?」
「エストニアとリトアニアも追加すべきだ」
ラトビア、エストニア、リトアニアはいずれもロシア国境沿いに位置する小国だがNATO加盟国である。

17日の月曜日、終末ラジオ放送の当日、ポーランドのドナルド・トゥスク首相は、週末に大規模な列車爆発が起きたとしてロシアの関与を疑っていると示唆し、これを「前例のない破壊行為」だとして非難した。
ポーランド当局はまた、2022年2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、破壊活動やスパイ活動の疑いで数十人を拘束している。
NATO加盟国のベルギー、エストニア、チェコ共和国、デンマークはここ数カ月の間、軍事基地や空港の上空で正体不明のドローンを発見しており、それらのドローンがロシアから来たと疑っている。
この領空侵犯により空域が閉鎖され、民間旅客機のフライトが遅れて何千人もの乗客が足止めされ、NATOの緊急会議が開かれている。
はたして今回発せられたメッセージは何を意味しているのか。そして近くラトビアに何かが起きるのか。周辺諸国にも手を伸ばし始めているロシアの動向を引き続きチェックしていきたい。
参考:「Daily Mail」ほか
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