数日以内に人類はエイリアンと遭遇する？ ババ・ヴァンガ「2025年予言」最後のチャンスはW杯抽選会か

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　バルカン半島の盲目の大予言者、ババ・ヴァンガの残された“2025年予言”の1つが遂に実現するのか!?　12月5日のFIFAワールドカップの組み合わせ抽選会場の上空にUFOが出現しエイリアンが姿をあらわすのか――。

■ヴァンガの“2025年予言”が数日以内に実現!?

　1996年に亡くなったババ・ヴァンガ（1911-1996）はブルガリアの神秘主義者であり千里眼の持ち主で、彼女の不気味な発言のいくつかが真実であると証明された後、陰謀論者の間でカルト的な人気を博した。

　現在、人類が今年地球外生命体と接触するという“2025年予言”が、12月5日に米ワシントンD.C.のジョン・F・ケネディ・センターで行われるFIFAワールドカップ2026の組み合わせ抽選会に関連付けられている。

　ヴァンガのビジョンでは、上空に現れる光るUFOが描写されており 、人類が初めて地球外生命体と遭遇し、世界に恐怖ではなく“答え”をもたらされるという。

　さらにこの歴史的瞬間は大きなスポーツイベント中に起きると予言されているのだが、ヴァンガはそれがどのスポーツイベントで起きるかについては言及していなかった。

　多くの信奉者は、この出来事が年間で最も視聴率の高いスポーツ中継の1つである2月の第59回スーパーボウル中に起こるだろうと考えていたがそこでは起きなかった。また9月に日本で開催された世界陸上でも上空に異常は見られなかった。とすれば年内に予定されている重要なスポーツイベントとしてFIFAワールドカップ2026抽選会に白羽の矢が立ったのだ。

　約1時間の抽選会では、出場資格を得た全48チームがランダムに4チームずつ12のグループに分けられ、来夏、アメリカ、カナダ、メキシコ各地のスタジアムで開催されるトーナメントの開幕戦でどのチームがどのチームと対戦するかが決定される。

　抽選会の生中継を視聴する人は世界中で3億人に達すると予想されており、2006年の抽選会を含め、過去のワールドカップの抽選会でも常に視聴者数はこの数字に達するか上回っている。

　金曜日の抽選会はもちろん実際の試合ではないが、4年に一度開催される世界で最も人気のあるトーナメントの一つであり、15億から50億人が視聴するイベントの抽選会である。

　ワールドカップの抽選会は今月世界で最も視聴されるテレビ中継になる可能性が高く、暦が2026年に変わる前にヴァンガが主張する“2025年予言”の成就の最後の機会となりそうだ。

　ソーシャルメディア上では、12月19日に地球に最接近する謎の恒星間物体「3I/ATLAS」の通過により、ババ・ヴァンガの予言はすでに実現することが決まっていると主張する者もいる。この「3I/ATLAS」はエイリアンの乗り物であるというのだ。

　NASAやほかの天文学者たちは、この物体は生命のない彗星だと結論づけているが、著名な研究者であるアヴィ・ローブ氏を含む多くは、依然として「3I/ATLAS」は地球外宇宙船である可能性があると信じている。

　またババ・ヴァンガのビジョンにあらわれた上空の光は、流星群、オーロラ、あるいは3000光年離れた地球からも見えると予想されている「Tかんむり座星」の新星爆発を指しているのではないかとの指摘もある。

　ともあれ未来の出来事を予言する者としてのババ・ヴァンガの実績は、何世紀にもわたるノストラダムスの評判に匹敵している。

　彼女は2000年にバレンツ海で沈没したロシアの潜水艦クルスクの沈没を予言したとされている。ヴァンガはまた「二羽の金属の鳥がアメリカの兄弟たちに激突し、血が流れるだろう」とも言っており、信者たちはこれが9/11のツインタワー崩壊を正確に描写していると主張している。

　実現したほかの予言としては、23万人以上が死亡した2004年のスマトラ島沖地震、2008年のバラク・オバマの大統領選出、2010年のイスラム過激派組織ISISの台頭などがある。

　そしてババ・ヴァンガは自身の死を正確に予言し、その通り1996年8月11日に85歳で亡くなった。

　はたして12月5日、ヴァンガの“2025年予言”が的中するのか。抽選会の結果はもちろんだが、ワシントンD.C.の会場上空にも注目せざるを得ないだろう。そして“2026年予言”のほうも大いに気になる。

参考：「Daily Mail」ほか

文＝仲田しんじ

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