最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 2「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

PART 2:重力ではなく「慣性」を操る?―慣性質量低減と真空エネルギーの可能性―

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宇宙現象観測所センター(SPOC)
代表 北島 弘
監修 黒崎 明/小畑 正明

動画版はこちらから
https://youtu.be/T7AGzrrtHZc

第2章 慣性質量低減

現在のUAP仮説で重要なのは、「重力を打ち消す」よりも、「慣性そのものを制御する」という方向へ理論が進化している点である。

米海軍関連で話題になったサルヴァトーレ・パイス氏の特許群では、次の概念が中心として登場する。

サルヴァトーレ・パイス氏は、米海軍関連の航空宇宙技術者であり、慣性質量低減装置や高エネルギー電磁場発生装置など、UAP関連と噂される特許で知られる人物である。

登場する中心概念は、
・高周波電磁場
・真空分極
・慣性質量低減
である。

高周波電磁場とは、非常に高速で振動する強力な電磁場であり、空間や物質へ特殊な影響を与える可能性が研究されている。

真空分極とは、真空中の量子状態が強電磁場で変化し、仮想粒子の分布が偏る現象である。より簡単に言えば、強い電磁場で、何もない空間のエネルギー状態が変化する現象である。

慣性質量低減とは、物体の慣性を人工的に小さくし、急加速や高機動を可能にするという仮説である。

仮に物体の慣性質量を極端に低減できれば、
・急加速
・超高速旋回
・G負荷回避
が理論上可能になる。

この考え方は、1950年代のディーン・ドライブや反重力研究の延長線上にありながら、現代では、
・量子真空
・高エネルギー場
・時空幾何学
と結びついて再解釈されている。

第3章 真空エネルギーと量子場

近年のUAP理論で頻繁に登場するのが、
「真空は“空っぽ”ではない」
という量子論的発想である。

量子場理論では、真空中にも、
・ゼロ点エネルギー
・仮想粒子
・真空揺らぎ
が存在すると考えられている。

ゼロ点エネルギーとは、完全な真空でも消えずに残る、最低限存在する微小なエネルギーである。

仮想粒子とは、真空中で瞬間的に現れては消えるとされる量子レベルの粒子である。

真空揺らぎとは、何もない真空でも、量子的に微小なエネルギー変動が起きる現象である。

一部研究者は、UAPは真空に存在する微小なエネルギーを利用している可能性があると推測している。

これはまだ実証されていない。

しかし、
・カシミール効果
・真空分極
・量子重力
など、現代物理学最先端のテーマと関係している。

カシミール効果とは、真空中で非常に近づけた金属板同士に、量子効果で引力が生じる現象である。

真空分極とは、強い電磁場で、空間のエネルギー状態が変化する量子現象である。

量子重力とは、重力を量子力学で説明し、宇宙の根本法則を統一しようとする理論である。

近年、UAPのエネルギー源として、真空エネルギーやゼロ点エネルギーを利用している可能性を議論する研究者もいる。

一方、宇宙の大部分を占めると考えられているダークマターやダークエネルギーについても注目する意見がある。

しかし、現時点では、ダークマターやダークエネルギーを工学的に利用できることを示す科学的証拠は存在していない。

一方、真空エネルギーや真空揺らぎ、真空分極などは量子場理論に基づく概念であり、UAP推進との関連が一部で議論されているものの、こちらも実証には至っていない。

最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 2「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」の画像1

最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 2「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」の画像2
(図3-2.無限のエネルギーと摩擦ゼロの盾)

――ここまで見てきた「慣性質量低減」や「真空エネルギー」は、現時点ではUAPの実際の動力として確認されたものではない。しかし重要なのは、こうした仮説によって説明しようとしている“観測事実”が存在することである。

では、実際に観測されているUAPには、どのような異常な飛行特性があるのだろうか。次回は、SPOCのSID-1による長期観測や米国政府の報告などから、UAPに認められる特徴を整理する。

(PART 3へ続く 9月25日18時更新予定)

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TOCANA編集部

TOCANA(トカナ)は、「ホントカナ?」を編集方針に、UFO・UAP、UMA、心霊、予言、超古代文明、都市伝説など世界の「謎」を追うオカルトニュースメディア。2013年の開設から13年、公開記事は2万本以上。
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