身長50cmの”赤いヒューマノイド”が釣り中の少年の前に…「UFOか、ゴブリンか」アルゼンチンの怪事件

UFOかゴブリンか?――。この見出しで報じられた事件がアルゼンチンで1987年に起きた「ヴィアーレの赤いヒューマノイド」である。
■小さな赤いヒューマノイドとの接近遭遇事件
1987年8月、アルゼンチンの小さな町、ヴィアーレで少年たちのグループがプラティ川付近で釣りをしていた。当時12歳だったグスタボ・ヌニェスともう一人の少年はグループから離れ、川沿いの茂みに入った。午後5時頃、少年らは数メートル離れた茂みの中に小さな人影があることに気づいたのだ。それはしゃがみこんでいて、地面から何かを拾い上げているように見えた。
グスタボは最初、誰かが草を摘んでいるか、植物の中の何かを調べているのだと思ったという。するとその人影が顔を上げて立ち上がって彼を見た。
グスタボによるとそのヒューマノイドは身長約50センチで身体はぴったりとした赤いボディスーツで完全に覆われていた。頭部は身体に比べて不釣り合いに大きくラグビーボール型で完全なスキンヘッドだった。鼻は普通の大きさで、口は唇がない単純な切れ目だった。彼が最も驚いたのはその目だった。巨大な二つの目が、瞬きもせずに彼を見つめていたのだ。
恐怖に駆られたもう1人の少年が叫び声をあげると、その小さなヒューマノイドは、後にグスタボが「驚異的な速さ」と表現するほどのスピードで走り去った。
それとほぼ同時に、もう一体の赤いヒューマノイドが橋の近くのエリアから降りてきて、最初のヒューマノイドに合流し一緒に茂みの中に姿を消したのだった。
ショックを受けた少年たちは釣りを切り上げ帰宅の途に就いた。帰宅後、グスタボは母親に宇宙人を見たと話し、後日両親と兄はグスタポをはじめとする少年たちを警察署に連れて行き、正式な報告書を提出した。
この事件から間もなくして。ヴィアーレ地区で奇妙な光が目撃されたという報告が相次いだ。
住民をはじめとする目撃者によると、古い鉄道橋、プラティ川、近隣の道路などの上空で、赤や白っぽい光が目撃されたという。光は静止したままだったり、回転したり、方向を変えたり、消えたりしたと証言する者もいた。
別の報告事例では、走行中のバスの乗客たちが、道路の上空に明るい円盤状の物体を目撃したとされている。
そして最初のヒューマノイドとの遭遇から約1週間後、夜に家にやってきた2人の警察官がグスタボを自宅の外に呼び出すと、古い鉄道橋の上に浮かぶ明るい光を指し示したのだった。
グスタボが後に語ったところによると、その光は別の橋の方へ移動し、上昇し、南へ進み、やがて夜空に消え去ったという。

その後、この出来事はエントレ・リオス州クレスポに拠点を置く新聞社「El Observador del Litoral」によって報じられた。同紙は目撃者へのインタビューを行い、「ヴィアーレにUFOかゴブリンか?」という見出しで記事を掲載した。
新聞記事には事件に関連するその別の報告も掲載されており、その中には現場周辺の木々の幹に血痕に似た赤みがかった染みが見つかったという記述もあった。これらの染みの由来は特定されておらず、ヒューマノイドとの関連性も不明である。
1980年代半ばはアルゼンチンではUFOに関するメディア報道が盛んだった時期で、1986年1月9日にはコルドバ州カピージャ・デル・モンテで世界的にも有名なUFO着陸疑惑事件も起きている。
ヴィアーレとその周辺の農村地域でも1956年のサンティアゴ・ペイルのエイリアン・アブダクション事件、1986年に農夫のアルベルト・マイヤーが2体のヒューマノイドを目撃したとされる事件、そして1991年にはヒューマノイドが操縦する奇妙な泡状の物体が目撃された事件などが報告されているが、小さな赤いヒューマノイドを目撃したのはグスタボたちだけである。この先もう一度同種のヒューマノイドが目撃されることがあれば、事態の解明に光明が見えてくるのかもしれない。
参考:「Mysterium Incognita」ほか
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