>  >  > ネパール大地震は予測されていた!

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NepalEarthquake_2.jpg
画像は「YouTube」より

 4月25日にネパールで発生したM7.8の大地震の犠牲者は、29日時点で4,800人を超え、その後も増え続けている。まだほとんど報じられていないが、実は、同地域での地震は周期的に発生するものであり、近年に至っては「いつ起きてもおかしくない」と懸念する声が上がっていた。しかも、直前には前兆現象とみられる動物の異常行動や、地殻変動も記録されていたようだ。今回は、それらを紹介した上で、気になる“日本の地震との関係”についても考察してみたい。


■異変は起きていた!

 英国・ケンブリッジ大学地質学部の地震学専門家ジェームズ・ジャクソン氏によると、ネパールの大地震は「遅かれ早かれ起きることが予想されていた」ものだという。というのも、同地域では、ほぼ75年の周期でM8クラスの巨大地震が起きてきたからだ。前回の発生は1934年のネパール東部(M8.3)であり、すでに81年も経過していたのだ。実際、今回の地震発生1週間前には、ネパールの首都カトマンズに世界中の研究者が集まり、地震対策の必要性を呼びかけたばかりだった。

 かつて存在していたとされる超大陸ゴンドワナの一部だったインドプレートが北進し、ユーラシアプレートとぶつかり合い、隆起したのがチベット高原とヒマラヤ山脈だが、現在もインドプレートは年間5cmの速度で北東へ進み、歪みをため込んでいる。今回の地震は、まさにこのプレート境界沿いで発生したものだ。では、地震前に起きていた異変とはどのようなものだったのか、具体的に見てみよう。

NepalEarthquake.jpg
画像は「YouTube」より

・ 異常な地殻変動が記録されていた

 全国に配置された電子基準点の地殻変動データにより地震予測を行う、村井俊治・東大名誉教授は、これまで数多くの地震を予測・的中させてきた。ネパール大地震の翌日、村井氏はTwitterで、「国土地理院のアジア太平洋地域地殻変動監視ネットワークでチベットのラサのデータをチェックしました。高さと南北方向で約1か月前に明らかに異常と見える前兆が見られました」とツイートしている。ネパールは、監視ネットワークに登録されている電子基準点を持たないが、同地域の地殻変動はラサのデータから知ることができるという。


・ 動物たちも察知していた!?

 香港メディア・東網が25日に報じたところによると、今回の地震に先立って、現地の野生動物園の動物たちが相次いで森林から逃げ出していたという。ツアーガイドの話では、普段は森林の中で過ごすことを好む大型動物たちが、開けた場所に続々とやって来ていた。その中には、長年見られなかったベンガルトラの姿もあり、人々は不思議に思っていたようだ。

 この野生動物園とは「チトワン国立公園」のことと思われるが、首都カトマンズの南西に位置し、今回の震源からは南へ80kmほど離れている。このニュースが事実とすれば実に興味深い現象だろう。動物たちが、地震の前に起きる地中の岩石破壊の結果として発生する電磁波パルスを感知していた可能性も否定できない。


・ 独立系研究者も……?

「アキラメソッド」という独自の手法で地震予知を行う、アキラ地震予知研究所の大森晃氏は「アキラの地震予報」サイトで、地震前日の24日に「父島圏内にM4.0~M7.0の地震発生合図が沢山出ました」との予報を発表。小笠原地方を中心として、南太平洋・マリアナ・ニューギニア・フィリピン・台湾・本土近辺・千島列島・サハリン・アリューシャン列島などでは、1週間程地震発生に注意が必要であるとしていた。大森氏によれば、今回のネパール大地震がこの予報に対応するものだったとしている。予報地域としてネパールを含めた大陸を明示していなかったことで、的中とするには賛否が分かれるかもしれない。

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