>  > アノニマスがKKKに宣戦布告!

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 国際的ハッカー集団「アノニマス」は、自らをハクティビスト(ハッカーとアクティビストからなる造語)と名乗り、世界中のネットワークを駆使し、これまでにも政府機関や団体に対してサイバー攻撃を繰り返してきた。そんな彼らが11月5日、アメリカの白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン」(KKK)の支持者とされる約1,000人の実名を含む個人情報をネット上で一挙公開、賛否両論の物議をかもしだしている。


■アノニマス「1,000人のKKKメンバーの身元を暴露する」

 事の起こりは昨年8月、アメリカ中西部ミズーリ州ファーガソンで起きた10代の黒人青年マイケル・ブラウンさんの白人警官による射殺事件にさかのぼる。警察に抗議する人びとに対し、KKKは「“死に至るほどの力”で攻撃する」と脅迫したのだが、これに黙っていなかったのがアノニマスだ。「被りものを取れ」を合言葉に人種差別と暴力に立ち向かうことを表明。ツィッターで「オペレーションKKK(#OpKKK)」を立ち上げ、KKKメンバーの身元を公表すると宣戦布告、サイバー戦争へ突入した。

 最初の数日間で、KKKの主要ツイッターアカウント、関係するサイトの乗っとりに成功、手中にしたデータを元に実名公表に踏み切ると予告した。これに怖気づいたKKKのメンバー数人はグループを去ったと伝えられている。その後、約11カ月かけて支持者リストが完成。今年10月27日に「11月5日、オペレーションKKKの1周年を記念して、最大1,000人のKKKメンバーの身元を明らかにする」と発表した。今回、アノニマスはハッキングによる個人情報の盗み出しを否定、SNS上の書き込みの分析、専門家への取材などでメンバーを特定したと主張している。気の遠くなるような地道な作業で悪を追い詰めようということだろう。

 また、アノニマスにとって11月5日は特別な日だ。カトリック教徒で反英王室派の活動家であったガイ・フォークスが、英議会の地下に爆薬を仕掛け、当時の国王ジェームズ1世を亡き者にしようとしたのが1605年11月5日なのだ。2006年にナタリー・ポートマン主演で映画化された『Vフォー・ヴェンデッタ』のラストシーンでは、ガイ・フォークスのマスクを被った数万人のロンドン市民が映しだされているが、この頃から“フォークス・マスク”は反政府、反権力のシンボルとして人びとに受け入れられるようになったと思われる。

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