【驚愕】自ら沈没する船、世界で最も奇妙な「Flip Ship」の“反転構造”が凄すぎる!!

 全長110メートル、700トンもの巨大船が海上で自立する、そんなSF映画のような船が実際に存在するのだ。「FLoating Instrument Platform」の頭文字をとって「Flip」という。この巨大船「Flip」自身がFlip(宙返りする)というのは粋なアメリカンジョークというところか。世界に唯一、一隻しか存在しないこの船は、おそらく世界で一番おかしな船だといっても過言ではない。

■ノーベル賞受賞者50人、驚きのネーバル海洋研究所

【驚愕】自ら沈没する船、世界で最も奇妙な「Flip Ship」の反転構造が凄すぎる!!の画像1画像は、「Maritime Connector」より

 これが「Flip Ship」の全容だ。写真を見ていただければ分かるように、細長いバットのようなかなり特徴的な形をしている。

 「Flip Ship」は、1962年、米国政府が海軍省に設置したネーバル海洋研究所によって開発された海洋調査船で、今でも現役で活躍中だ。ネーバル海洋研究所は、長期的視野のもと技術革新のために様々な大学、政府研究所を支援する目的で1946年に設立され、今日までに50人ものノーベル賞受賞者を排出しているという凄まじい研究所なのだ。その研究分野は幅広く、リチウム電池やGPS衛星など多岐に渡る。

 1960年代に入って、潜水船、水中機器の発展に大きく貢献したネーバル海洋研究所が開発した「Flip Ship」、一体なにが凄いのかと言えばまさにFlipすることだ。実際に海洋探索中の勇姿がこちらだ。

■自ら冠水して海洋調査、その発想力に脱帽

【驚愕】自ら沈没する船、世界で最も奇妙な「Flip Ship」の反転構造が凄すぎる!!の画像2画像は、「Amusing Planet」より

 まさか沈没してしまったのか!? 先ほどの長い船体はどこへやら、まさに自立しているのである。これなら同時にタイタニックごっこもし放題だ。「Flip Ship」は目的地まで通常航海をし、船首部に水を入れることによってその重さで船体を沈め海底に向けて垂直になり、船尾部のみを水上に残した状態となるのだ。船首と船尾を持ち、その間はチューブ構造で接続されていることにより、海のうねりや波が通り過ぎても非常に小さい力しか伝えないようになっていて、とても安定したプラットフォームとなっている。百聞は一見に如かず、Flipする過程を紹介しよう。

 「Flip」が完全にFlipするのにかかる時間は28分。自立し上に跳ね上がった船尾部から遠方を観察することができ、高さはおよそ五階建てのビルに匹敵するという。この「Flip Ship」、最大5名の乗組員と11名の調査員が35日の航海をすることができる。

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