「40年間雨が降っていない」 男たちがぐるぐる巻きにされる大田区の奇祭「水止祭」
2014.07.15 18:00
■高らかに鳴るほら貝
30分ほどかけて無事厳正寺まで到着すると、水かけは終了。地元住民によれば、ここまでが、雨乞い儀式の名残だという。そして、寺の境内に設えられた櫓の上で、ぐるぐる巻きにされた男たちは縄を解かれる。その縄は、今度は舞台端に据え置かれ、神聖な空間を生み出す境界として機能する。ようやく苦しい荒縄から開放された男たちがほら貝を高らかに吹き鳴らして役目を終えると、今度は舞台上には獅子舞たちが登場し、雨止みを祈願する水止舞が奉納されるのだ。
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