CIAが明かしたノルウェーのUFO事件の真実? 疑惑がつきまとうCIAの発表

■専門家の懐疑的な見解も

 しかし、CIAの声明に懐疑的なUFO研究家もいる。『UFO調査マニュアル』の著者であるナイジェル・ワトソン氏は、「CIAが、UFOの正体は自分たちだ、なんていうのは皮肉的だね」と冷ややかな視線を向けているのだ。

 ワトソン氏は「Daily Mail」に対し、1962年にレオン・デビッドソンという著名な科学者が、「CIAはUFOが惑星間移動用の乗り物であることを隠すために、嘘の情報をばらまいている」とUFO研究家へ警鐘を鳴らしたと話し、CIAの発表が信用できないことを指摘した。

 またワトソン氏は、1952年にアメリカのワシントンで多数のUFOが目撃されたという「ワシントンUFO乱舞事件」において、CIAが専門家を招集して数日協議を行った結果、目撃情報は誤認や集団パニックだと結論づけたことを語り、そのような経緯からも、今回のCIAの発表に疑義を感じている。

「今回の声明の内容は目新しいものではありません。でも、このタイミングで発表したことに、何か意図があるのではないかと思います。そしてもう一つ重要なことは、ノルウェーやデンマークで数多くのUFO目撃情報が寄せられるきっかけとなったNATO軍のメインブレース演習が行われたのは1952年で、U-2偵察機が飛行を始める前だということですね」

 みなさんはCIAとワトソン氏のどちらが真実を述べていると思うだろうか? 言われてみれば、CIAが何かを隠そうとしている様に見えなくもない。そう考えるとツイッター始めたのも「単純接触効果」と呼ばれる、繰り返し接すると好意度や印象が良くなるという心理的効果を狙った懐柔策なのかもしれない――。
(文=杉田彬)

参考:「Daily Mail」、「CIAのツイート」ほか

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