相次ぐ航空機事件の背後に、秘密結社イルミナティの影!?
7月24日未明、アフリカ・ブルキナファソの首都ワガドゥグを出発し、アルジェリアの首都アルジェに向かっていたアルジェリア航空AH5017便が、離陸から50分後に突如消息を絶った。その後の捜索の結果、マリ南部で墜落した機体の残骸が発見されたが、乗客・乗員116人の生存は絶望視されている状況だ。
今年は航空機の悲劇が相次いでいるが、以前の記事で、筆者は「7月17日のマレーシア航空機MH17便の撃墜事件は、秘密結社イルミナティの陰謀である」との説を紹介した。そもそもなぜイルミナティはそのような陰謀を行うと考えられるのか。
■イルミナティの「人口削減計画」
秘密結社イルミナティは反キリスト教を掲げ、独自の秩序を構想してきた。それは「原始共産主義」と「位階制支配」の2つの異なった概念を保有する秩序である。通常の社会学ではこの2つの概念は共存しないものであるが、イルミナティの中では十分に両立するものとされる。
そこで、この秩序を世界に広めたいイルミナティとしては、まず「原始共産主義」体制を確立するための第1段階として、民衆の人口を地下資源や水資源、そして食糧資源などに合わせた数に抑制しようと考える。そこで登場するのが、彼らの「人口削減計画」だ。
そして、7月のマレーシア航空MH17便の撃墜事件では、彼らの「人口削減計画」を妨害しかねないエイズ研究者が多数犠牲となっていたのだ――。
さて、アルジェリア航空機AH5017便の墜落には、天候が影響しているとの当局の発表があったものの、詳しい内容は明らかになっていない。テロ、あるいはハイジャックではないかとの声も一部に聞かれるが、世界の陰謀論者たちの間では、今回の事件に、またもイルミナティが絡んでいたのではないかと囁かれはじめているというのだ。一体これはどういうことなのだろう。
■アルジェリア航空機墜落の2日前に下された“ある決定”
実は、アルジェリア航空機墜落によって、もっとも大きな被害を受けたのはフランスだ。アルジェリアは長らくフランスの植民地であり、植民地時代の非人道的な問題に関して両国間には深い因縁がある一方、現代社会においては資源の採掘や貿易面で強く結びついている。そのため、アルジェリアの航空機AH5017便の乗客は、フランス人が半数近い51人を占めていたのだ。
そのフランスは、航空機墜落の2日前、ロシアに対して大型艦船「ミストラル」を予定通り売却するとの方針を決定していた。全長約200メートル、排水量約2万2000トンの強襲揚陸艦である「ミストラル」は、ヘリコプター16機、装甲車60台などを積載可能で、地上部隊を素早く展開する能力を持つ。(参考:毎日新聞、2014年7月28日)
もともとフランスがロシアに「ミストラル」2隻を売却するという契約は、ウクライナが内戦状態に突入する前の2011年に締結されたものだ。すでにロシアはフランスに対して総額12億ユーロ(約1640億円)の資金も支払っている。しかしウクライナ情勢が深刻化し、国際的に対ロシア制裁の強化が進められる中、それ以前の契約であったにせよ、制裁に加わらずに武器輸出を行おうとするフランスに対して非常に大きな批判と懸念が表明されているのだ。
ところがフランスは、世界各国の反対を押し切る形で「ミストラル」の売却を契約通り履行すると決めた。そしてこのことにより、すでに完成しているミストラルの1隻目「ウラジオストク」は、今年10月にロシア側に引き渡されることとなった。オランド仏大統領は、2隻目「セバストポリ」の引き渡しについて、「ロシアの対応次第」と契約見直しに含みをもたせているが、 売却を堅持する姿勢を現在も変えていない。契約を見直すと高額の違約金が発生し、造船業など1000人以上の雇用に影響が出るためだ。
そしてその2日後、多数のフランス人を載せたAH5017便が墜落した……。
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