ノーベル平和賞マララさんの知られざる真実 ― すべてはフリーメイソンの意向だった?
■全てはフリーメイソンの意向?
ところで、マララさんが今回受賞したノーベル平和賞は、陰謀論者の間ではしばしば「フリーメイソン賞」であるとも囁かれる。その理由は歴代受賞者の顔ぶれにある。
たとえば第1回受賞者で赤十字創設者のアンリ・デュナン(スイス)、第2回受賞者で平和活動家のエリー・デュコマン(スイス)はメイソンだったといわれる。また、海外のフリーメイソン・ロッジのサイトなどを見ると、同じく平和賞受賞者であるセオドア・ルーズベルト(第26代米国大統領)、フランク・ケロッグ(米国国務長官)、ジョージ・マーシャル(米国国防長官、赤十字総裁)、ネルソン・マンデラ(第8代南アフリカ大統領)、ヤーセル・アラファート(パレスチナ自治政府大統領)、などもメイソンだったとされる。これらの事実は、ノーベル賞の選定にあたってフリーメイソンの意向が強く影響していることの現れではないのか。
そもそもノーベル賞は、ダイナマイトの発明者として知られるスウェーデンの化学者、アルフレッド・ノーベル氏の遺言により創設された。ノーベル自身がメイソンだったのかは分かっていない。しかしノーベルは遺言で、「平和賞を“国家間の友愛関係の促進、常備軍の廃止・縮小、平和のための会議・促進に最も貢献した人物”に授与するように」と定めており、この言葉にフリーメイソンの重要理念である「友愛」の言葉が見られることも偶然とは思えない面がある。
フリーメイソンは、良くも悪くも「世界の統一」や「宗教の統一」を目指しているとされる。もし本当にノーベル平和賞の選定にメイソンの力が働いているならば、ユダヤ教(西側)とイスラム教(中東)の橋渡しとなる役割を期待される人物として、マララさんが選ばれたとしても何ら不思議ではない。
筆者の独自調査によると、フリーメイソンの秘密の教義には、ダビデの星やソロモン王といった、古代イスラエルや「失われた10支族」に関連する内容も見え隠れしているようだ。マララさんの受賞に、他にも何らかの深い意味合いが込められているとすれば興味深いが、さて真相はどうなのだろう。
百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。ブログ:『探求三昧』、Web:『沙龍家』、Twitter:@noya_momose
※百瀬氏が企画・執筆したコンビニムック『予言・天変地異』(ダイアプレス)、発売中!
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