【音声アリ】彗星の歌声?探査機ロゼッタが録音した謎の音と欧州宇宙機関職員の内部告発?
2004年にギアナ宇宙センターから打ち上げられた欧州宇宙機関(ESA)の彗星探査機「ロゼッタ」が2014年8月、探査目標であるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)に到達、今年11月にはロゼッタに搭載された着陸機「フィラエ」が史上初となる彗星での着陸探査を行った。10年という長い年月をかけ彗星に到達したロゼッタはチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星が発する不思議な「歌」をとらえていた、と発表した。地球から直進で約5億キロ離れたこの彗星で、どのような歌を聴いたのか、欧州宇宙機関は「歌う彗星」と名付けこの音源を公開している。
■10年かけてたどり着いた彗星は、なんと歌を歌っていた?
その「歌」は探査機ロゼッタがチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の100キロ圏内に近づいた今年8月に初めて聞こえてきたという。まるで彗星が暗い宇宙に向かって歌を歌っているような神秘の音色はどのように聞こえるのだろうか?
人間の耳は通常20ヘルツ~20キロヘルツの音を聞き取ることができるが、彗星の「歌」は40~50ミリヘルツという人間の可聴範囲のはるか下であったため、公開された音源は人間が聞き取れるように周波数を増やしている。
実際に聞いてみるとポクポクと木を叩いているような音や風のような音まで実に様々な音程と音域があることが分かる。真空の宇宙でこのような音が聞こえるということについて欧州宇宙機構は「磁場の振動によるものではないか」としているがはっきりとしたことは未だ謎のままである。
遠く5億キロ離れた彗星にはたして“磁場間が存在するのかという疑問や、これは「歌」ではなく、彗星から発せられる何らかの「信号」なのではないか、等様々な意見がある。
■彗星探査機「ロゼッタ」の本当の調査目的とは?
トカナでおなじみのスコット・ウェアリング氏は、自身のサイト「UFO Sightings Daily」で“探査機ロゼッタの本当のミッションは別にある”と主張している。なんと欧州宇宙機関の職員よりウェアリング氏に直接メールで内部告発があったというのだ。
その内容とは「米国航空宇宙局(NASA)は20年以上に渡り宇宙から謎の信号を受信しており、その信号を調査するため探査機ロゼッタをチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に派遣した」という衝撃の内容だ。告発者は彗星の調査のためだけに数十億ドルという膨大な費用と時間をかけているとは到底考えられない、とも記している。
またウェアリング氏は9月に撮影された彗星の表面にUFOにも見える物体や建物のような構造物を確認し、「この彗星にもいくつかのミステリーが存在している」と語った。もし本当にNASAが彗星からの信号を受信していたのであれば、なぜNASA自らこの彗星の調査に乗り出さず欧州宇宙機関が調査したのか、など矛盾点を指摘する意見もあるが、今回この彗星から「音」が発せられていたことが確認されたため、ウェアリング氏の意見も信憑性が深まったことは事実である。
■着陸機フィラエ:「ロゼッタ、僕は少し休むね…」とツイート
彗星に着陸する際、岩場のような場所に傾いた状態で着陸してしまった着陸機「フィラエ」は太陽光パネルに光が当たらずバッテリーが充電できなくなってしまった。
内臓電池の電力だけで初期観測を全て終えたフィラエは「Twitter」に「ロゼッタ、僕はちょっと疲れたよ。少し休むね…」との言葉を残し電力低下のため冬眠モードに入ってしまった。太陽の角度が変化し太陽光パネルに光りが当たればまた調査が再開される予定である。今後ロゼッタはこの彗星が太陽に接近し溶けてほうき星になる最期の時まで近くで見守っていくが、1日でも早く調査が再開され、この「歌」の謎が解明される日を世界中が待ちわびている。
(文=福島沙織)
参考:「Daily Mail」、「JAXA」ほか
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