中国大事件「13年周期説」 ― 2015年に波乱が起きる!?
まずは1885年の天津条約から13年後、1898年には、ドイツ・ロシア・フランス・イギリスが相次いで清朝の各都市を租借している。
その13年後の1911年には、辛亥革命で清朝が滅び、さらに13年後の1924年に第一次国共合作、そして中華人民共和国の成立はそれから12年後の1949年である。その後もほぼ13年ごとに重大な変化が訪れている状況に変わりはない。
さて、1949年から13年後の1962年には中ソ対立が表面化し、その後は、14年後の1976年に毛沢東と周恩来が相次いで死去した。
そして13年後の1989年に発生したのが天安門事件である。
天安門事件から13年後、2002年には何があっただろう。この年、長江が大規模な氾濫を起こし、1億人もの被災者が出たのだ。
そこから13年後というと――そう、2015年である。
過去の例に鑑みると、2002年の長江の氾濫以外は、いずれも政治的な事件であるから、2015年は中国で政治的に重要な何らかの事件が起きる可能性を感じざるを得ない。
なお、約13年という周期は、西洋占星術における冥王星と木星の会合周期に一致するが、この会合が中国で事件のあった年と重なって起きているわけではない。また、第二次世界大戦や日清戦争など、この13年周期以外の年に起きた重大事件があることも申し添えておく。いずれにしても、2015年の中国情勢も引き続き注視する必要がある。
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