【イスラム国・日本人拘束】合成疑惑、身代金の渡し方、浮かび上がるキーマン…今後の展開を詳しい人物に聞いた
■不可解な映像
現在、声明で使用された映像がその不自然な影や風向きから察するに、「合成映像」である可能性を指摘する声が相次いでいる。昨年8月にフォトジャーナリストであるジェームズ・ライト・フォーリー氏が拉致され、斬首される映像が世界的に流れた際にも、海外では同様の声が早くから上がっていた。そこでは「砂漠の背景は合成である」「ナイフで首を切りつけたにもかかわらず、血が出ていない」「首を完全に切り落とすカットが抜けている」などの不可解な点が指摘されていたが、今回の事件でも同様のようだ。中には「拘束されていた期間を鑑みると、湯川氏があまりにも健康的に見える」といった指摘もあり、これらの映像が実際にはいつ撮影されたものなのかも、現地点では断定できない。
こうした複雑な状況下において、「イスラム国」が指定した72時間に事態はどのように動く可能性があるのか、編集部では、外交情報に詳しい人物に連絡を取り、今後の展開を聞いてみた。
「そもそも、仮にテロリストの要求をのむにしても、どのようにして身代金を払えばいいのか? 受け渡し方さえ知る人がいないというのが政府の現状だと思います。というのも、『イスラム国』と最も深い繋がりを持っている日本人は、北大生に『イスラム国』への参加を斡旋したとして警視庁の捜索を受けた、元同志社大学客員教授の中田孝氏くらいしかいないと言われているのです。これは私の考えですが、今こそ彼が、『イスラム国』に人質を解放するよう直接働きかけるなどして、2人を助けるために動くべきだと思っています」
中田氏がキーマンとなるのか? タイムリミットは、刻々と近づいている。
(編集部)
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2024.10.02 20:00心霊【イスラム国・日本人拘束】合成疑惑、身代金の渡し方、浮かび上がるキーマン…今後の展開を詳しい人物に聞いたのページです。テロ、外交、身代金、中田孝などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで