米国特撮界に日本の美学を吹き込んだ男! ハリウッド発の特撮ヒーロー「フジヤマ・イチバン」!
■米国文化の中で輝くFujiyama Ichiban
――ではアクターや撮影スタッフ、さらには観客など日米の違いはどうですか?
ヤマト マスクドライダー時代はアクションに関しては勿論、衣装であるライダーのスーツなどに大きな違いを感じましたね。マスクドライダーのスーツはアメリカで制作してたのですが、やはり日本のスーツと比べフィット感や動きやすさでずいぶん違いがありました。Fujiyama Ichibanのスーツに関しては全て日本で制作してもらっています。アメリカ人の撮影スタッフには強いリーダーシップを示して撮影を進めました。納得できるものが作れればアメリカ人は付いて来てくれるんですね。アメリカ人のスーツアクターたちも日本の特撮ヒーローやアクションのファンだったので指導はそこまで難しくなかったです。観客は大きく違って日本のファンは大人しくて行儀正しいのに対し、アメリカのファンは凄い盛り上がりますね。観客も一緒に舞台を創り上げる文化が浸透しているので子どももその親達も凄い盛り上がるので、我々もすごく楽しくショーができます。
――現実的に考えると日本の特撮ヒーローをアメリカで仕事としてやっているというのは、凄く特殊な事だと思いますが自分は特別な事をしているといった意識はありますか?
ヤマト いや、全然無いですね。ただ子どもの頃から本当に好きなことをやっているってだけですので。高校時代になに幼稚な事やってんだって笑ってた奴らが、今になって「夢を貫いてて羨ましいな~」って言うんですよ。俺からしたら俺自身は何一つ変わってないんだけどって思うぐらいですかね。
――先日ロサンゼルス近郊にあるシティーホテルで行われたイベント&ヒーローショーは多くの来場者で賑わっていましたね。Fujiyama Ichibanは単に映像作品のみならず、ライブショーやイベント、関連グッズ、フリーペーパー、雑誌でのマンガ化などミチさんは殺陣師やアクション監督だけにとどまっていませんよね。ビジネスとしてFujiyama Ichibanブランドを今後どう展開されていきますか?
ヤマト 多角経営のトータルプロデュースですね。日本時代からスタント以外にもイベントを仕切ったり、雑誌の編集をしていたので割と自然にと言うかFujiyama Ichibanを始めるにあたって設計図を作って考えていますね。雑誌、イベントへの参加、ライブショー、そして映像作品と段階をふまえた計画です。次は他2人の主人公、Sakura IchibanとNinja Ichibanのエピソードも始まるので関連グッズを展開しセールスに力を入れていきます。ホテルでのイベントはFujiyama Ichibanショーを4回公演し、トータルでおよそ700人を集客しました。その際に会場でオリジナルグッズを販売し、またスポンサーである日系会社やおもちゃショップなどもブースを出していただきました。これまでフリーペーパーの広告費やイベントでの売上げで採算を取って来たので、今後は日米のメーカーさんに働きかけてFujiyama Ichibanの商品開発をしていく予定です。映像に関してもこれまで以上にコンピューターやスマホ、タブレットで手軽に見れるので可能性はまだまだ広がりますよ。ですのでFujiyama Ichibanの企画とアイディアに賛同し、バックアップしてくれるスポンサーや投資があればさらに大きく飛躍できると考えています。これからが本当の勝負です。
――それでは最後にメッセージと告知があればお願いします。
ヤマト 偉そうなことを言うにはまだまだ修行が足りませんが、日本のみなさんへ強いて言うならば「ライダーキック」をひとつ持とう! という事です。つまりは自分の必殺技ですよね。自分にとっての必殺技は殺陣で、それがあってアメリカで20年以上やってこれました。何かこれだけは自信を持って自分をアピールできる武器があれば逆境もはね除けていけるはずです。Fujiyama Ichibanのこれからの展開は3月20日にSakura Ichibanのエピソードがスタートします。次の2ndシーズンはFujiyama Ichibanの父親探しや謎のダークヒーローが登場してくるなど、益々盛り上げていきます。特撮ヒーロー以外でもハリウッドでチャンバラ映画を撮りたいですね。日本のみなさん、Fujiyama Ichibanへのサポートよろしくお願いします!
(取材・文=Mighty Nice)
映像作品はYoutubeチャンネルで視聴可能(https://www.youtube.com/channel/UC_hPWUPUzebbwboT5yzEV5A)
Fujiyama Ichibanホームページ(http://fujiyamaichiban.com/magazine.html)
Michi Yamatoホームページ(http://www.samuraiaction.com/michiyamato.html)
会社ホームページ(http://samuraiactionstudio.com/)
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