「イスラム国」のヨーロッパ侵攻に関する予言を一挙公開! ローマを滅ぼす日そしてハルマゲドンが…

■UFOコンタクティーベリー・マイヤーの「IS」予言

 最後は、スイス人のUFOコンタクティーであるビリー・マイヤーの「ヘノク予言」である。http://www.theyfly.com/prophecies/prophecies.htm これはかなりネットで出回っているが、取り扱いには慎重を要する。というのも、1987年2月28日に行われたコンタクトだと主張しているが、どうやら自身の関連サイトで公開したのは2002年以降らしいからだ(筆者にも確証はない)。

 まずは、NYの同時多発テロ前である2001年7月に刊行された『宇宙の深遠より――地球外知的生命プレアデスとのコンタクト』(徳間書店)を紐解いてみよう。この本の420ページに「1995年以降何が起こるか」と題して、以下の予言が語られている。

「アメリカ合衆国からの全世界を侮辱するような一撃も予期されている。同じようにイスラム教原理主義もますます頻繁に話題を提供し、全世界の注目を浴びる。反乱、革命、戦争そのほかさまざまな騒乱が増え、なかでもイスラム教原理主義はその際、悲壮な役割を果たすことになる」

 果たして、これは9.11を予言したものだろうか? 抽象的過ぎて、私にはよくわからない。ただし、イスラム原理主義に関する部分はかなり的中していると言える。

 ところが、同時多発テロ以降に公開された(?)ヘノク予言によると、やけに具体的な内容へと一変している。たとえば「WTC/ワールドトレードセンター」という固有名詞までが登場する。全文はご自身でリンク先を確認してほしいが、この予言が本当に1987年に行われたものだとしたら凄い、という前提で、以下、ほんの一部をかいつまんでみたい。

“these prophecies will begin to be fulfilled will be when a Pope will no longer reside in Rome. All of Europe will then fall victim to a terrible punishment by evil powers. The Christian religion will collapse and the churches and monasteries will end up in ruins and ashes.”

法王がローマからいなくなったら、これらの予言が成就し始めるだろう。ヨーロッパ全土は、邪悪な力によって恐るべき罰を受け、犠牲者へと転落するだろう。キリスト教は崩壊し、教会と修道院は廃墟と灰の中で終わるだろう」

“the fanatics of Islam will rise up against the countries of Europe and all will shake and quiver. Everything in the West will be destroyed; England will be conquered and thrown down to the lowest level of misery. And the fanatics and warriors of Islam will retain their power for a long time.”

「狂信的イスラムがヨーロッパの国々に対して立ち上がり、すべてが揺さぶられ震えるだろう。西洋のすべてが破壊されるだろう――イギリスは征服され、もっとも惨めな水準にまで投げ落とされるだろう。イスラムの狂信者と戦士は長い間、その力を保持するだろう」

“the United States of America will be a country of total destruction.”
“The destruction of the WTC, i.e., the World Trade Center, by terrorists will only be the beginning.”

「アメリカ合衆国は完全に破壊されるだろう」
「テロリストによるWTC、つまりワールド・トレイド・センターの破壊はほんの始まりにすぎない」

 以上、マイヤーのヘノク予言は、ヨーロッパとキリスト教がイスラムの攻撃を受けて滅ぶこと、また、アメリカも破壊を免れないことなどを訴えている(*アメリカに関してはテロだけでなく、超自然災害と内戦なども含めた複合的な理由で滅ぶとしている)。

 どうだろうか? 仮にこれらの予言が2002年以降に公開されたものだとしても、現状を鑑みれば、一概に笑い飛ばせないものがある(*ただし、81年のコンタクト記録では、マイヤーは共産主義国家ソ連が全欧を征服すると“予言”しており、イスラムの「イ」の字も登場しないことから、予言内容がたびたび変わるのも事実である)。

 このように、ポール・ソロモン氏だけでなく、多くの人物が類似の予言をしている。だから、ISがローマ征服を宣言したことを、もっと真剣に受け止めるべきではないだろうか。
(文=山田高明)

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一般の学問外に位置するスピ系・聖書預言・影の政府と陰謀論・エイリアン問題などの「超常分野」に詳しい。その種のオカルト知識と現実の政治・経済・歴史の知識を併せ、世界の秘密に迫ろうとしている。かつてはオカルト批判派だったが、今では2020年代・30年代の人類史的危機に警鐘を鳴らす側に回った。その一端を記した近著『神々のアジェンダ』(サイゾー刊)が話題になる。現在、ブログフリー座は月間30万アクセス程。その他新世界よりも好評運営中。

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