奥深き「落とし物の世界」 ― 警察に届けられた珍しい落とし物ベスト10
ベスト7 杖・入れ歯・補聴器
きっと、お年寄りによる落とし物なのだろう。日常的に使われる物であるため、早々に持ち主の元へ戻されることが望まれる。
ベスト6 お年玉袋
普通の封筒はもちろんのこと、お年玉袋・のし袋といった物まで届けられているが、せっかくもらったお祝いを落としてしまうとは、なんとも運が悪い。
ベスト5 両生類
いわゆるペットの迷子。犬、ねこ、ほ乳類、は虫類、両生類に分かれて保管されている。お骨と同様、単純な置き忘れというより、飼育放棄という背景もありそうだ。
ベスト4 損傷紙幣
紙幣は破れてしまってもつなぎ合わせれば使える。あまり知られていないが、紙幣の一部が消失、破損、さらには火事などで灰になってしまっても一定の基準を満たせば日本銀行で引き換えが可能だ。そのため、損傷紙幣であっても落とし物として保管されるのだろう。
ベスト3 土器・美術品など
そのほかに分類される落とし物の中には、美術品のつぼや絵画などが、著作権類に分類され保管されている。ほかには、金庫、消火器、薬品、看板などもあり、もはや落とし物ではなく不法投棄ではないかと思われる。
ベスト2 拳銃
所持禁止物品という落とし物には、拳銃、刀、覚せい剤が並ぶが、申し出れば即座に逮捕されるため、持ち主はまず名乗り出ることはなさそうだ。ちなみに北海道警察の落とし物ホームページには、都市部でもライフルや散弾銃の落とし物が並ぶ。おそらく狩猟の際の落とし物なのだろう。
ベスト1 お骨
お骨の落とし物が意外と多いようだ。ただし、落とし主が現れるケースが少ないという点が問題だ。保管場所などに困り、わざと置き忘れているケースもあるのだろうか?
警視庁のまとめでは14年に落とし物として届けられた現金は33億4000万円に上ったことがわかっている。現金の落とし物まで警察に届けられることは、外国人からすれば奇跡のような出来事らしいが、日本では今回、紹介したような珍しい落とし物も届けられるということを知ったなら、なおさら驚くのではないか。
(文=平田宏利)
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2024.09.18 20:00心霊奥深き「落とし物の世界」 ― 警察に届けられた珍しい落とし物ベスト10のページです。平田宏利、コインロッカー、落とし物などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで