思わず吹く!! 面白すぎるUFO体験談「ハイ・ストレンジネス事例」ベスト10(前編)

4. チェンニーナ事件

 1954年11月1日、イタリア・アレッツォ地方にある小さな町チェンニーナ近郊で起きた事件。朝6時半ごろ、農場に暮らす主婦ローザ・ロッティ・ネイ・ダイネリは、新しい服を着て畑や雑木林を抜ける小道を歩いていた。この日はとっておきの靴だったので、彼女は泥で汚さないように靴とストッキングを脱いで手に持ち、もう片方の手には墓地に手向けるカーネーションの花束を持っていた。

 すると突然、前方に巨大な紡錘形の物体が見え、その後ろから身長1mほどの人影が2体現れた。彼等は、灰色の作業着のようなものを着て灰色のマントを羽織り、赤いヘルメットを被っていた。彼等の態度は親しげだったが、ダイネリの手からカーネーションとストッキングの片方を奪い取った。ダニエリが抗議すると、カーネーションを5本だけ返し、残りはストッキングと一緒に紡錘形のUFOに投げ込んだ。その直後1人が、中から茶色の丸い包みを取り出したのを見て、ダイネリは逃げ出したが、途中で振り返ると、人間もUFOも消えていたという。


5. ウリヤノフスク事件

 1989年、旧ソ連のウリヤノフスクで起きた事件。目撃者はN氏という仮名で呼ばれている。

 その日、N氏が妻子を送り出した後で仕事に出ようとしていると、誰かがドアベルを押した。ドアを開けると、身長2.1mくらいで銀のつなぎとブーツの男がいた。男は、自分は宇宙人なのだが食べ物がほしいと、訛りのあるロシア語で言った。N氏は少しばかりの食品を新聞紙にくるんで渡し、男と一緒に家を出た。しかし途中までN氏と一緒だったはずの男は、バスに乗ったときには姿が見えなくなっていた。

 N氏は、その日なんだか落ち着かず、口実をもうけて早退した。すると家の中の食料という食料がなくなっていた。しかも不思議なことに、そうした食料の包装紙や袋だけが家中に散らばっていた。


後編(事例5~6)に続く!


羽仁礼(はに・れい)
一般社団法人潜在科学研究所主任研究員、ASIOS創設会員

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