【テロ特集】9.11を“完全予言”していた漫画、映画、小説、人…「8つの予言」!!
2001年9月11日に米国で同時多発テロが発生してから、今年で14年を迎える。その日、アメリカン航空とユナイテッド航空の4機の旅客機がハイジャックされ、世界貿易センタービル、国防総省本庁舎(ペンタゴン)に激突・炎上した。イスラム過激派組織「アルカイダ」による犯行とされるこのテロによって、3,000人以上の死者と6,200人以上の負傷者が出た。この事件については、「実は米国が中東に戦争を仕掛ける口実を作るための自作自演だった」「旅客機の激突はCGだった」という陰謀説も囁かれており、日本のテレビでも大々的に取り上げられたが、今も多くの謎が残っていることは確かなようだ。
前編では、9.11テロを事前に予言していた人々を紹介し、後編は「同様の飛行機によるビル激突事件が再び起きる」という恐るべき予言を紹介することにしたい。9.11テロの予言は、個人によるものだけでなく、映画・小説・マンガなどの作品中にも見られたという指摘が多い。まずは、それらを時間の古いものから順に紹介しよう。
●1. 映画「HACKERS」
1985年公開の米映画「HACKERS」は、日本では劇場未公開の作品だが、「WOWOW」が「サイバーネット」という邦題でプレミア放送した。ハッカー少年たちがウォール街のコンピュータをクラッシュさせ、世の中を混乱に陥れるという設定だ。作品中で、WTCツインタワービルにライトで「CRASH AND BURN」の文字が浮かび、その後にWTCビルが崩壊するというシーンがある。
●2. 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ
(ジェネオン・ユニバーサル)より
1985年公開の米映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でも、9.11テロを思わせるシーンがある。「ドク」ことブラウン博士がテロリストに襲われる場所が「TWIN PINES MALL」(二本松モール)というツインタワービルを想起させる名称で、その看板にある時計の時刻が「1:16AM」とあり、これを逆さまに見ると「911」になるのだ。また、ドクが持っているデジタル時計の時刻が「1:19」を示している場面があり、これも「11/9」と9.11の日付を暗示させるものとなっている。さらに、1989年公開の続編「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」では、スクリーンに2本の松が登場した後でWTCのツインタワービルが映る場面があり、ここまでくると、こじつけとも言い切れないのではないかとさえ感じられる。この映画が「HACKERS」と同じ1985年に公開されたという事実も興味深い。
●3. 予言者ババ・ヴァンガ
過去の記事でも紹介したが、1996年に亡くなったブルガリアの盲目の女性予言者ババ・ヴァンガ氏は、同国政府が認める最高予言者だった。そんなヴァンガ氏は、1989年に「怖い、怖い、アメリカの双子(注:ツインタワービル?)は、鉄の鳥が衝突して攻撃される」「狼たちは茂みで吠え、無実の血が流されるだろう」と予言した。「双子」や「鉄の鳥」といった湾曲的表現を用いているのは、“見えた”未来を直接的に表現すると影響が大きすぎると思ったからだろうか。
●4. マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』
(集英社)より
荒木飛呂彦氏によるマンガ『ジョジョの奇妙な冒険』は、1986年から「週刊少年ジャンプ」や「ウルトラジャンプ」に連載されて人気を呼び、テレビアニメ化もされている。その単行本第20巻には、登場人物である「トト神のボインゴ」がマンガを通して未来を予知するという話が収録されているが、そのボインゴの服の胸には大きく「911」と書かれている。また、登場する旅人の首が電柱に突き刺さって死んでしまうシーンでも、男の胸に「911」の文字があり、その背後には不気味な笑顔がついた飛行機が飛んでいる。無料動画配信サービスGYAO!の番組「溜池Now」で、タレント・中川翔子が作者にそのことを質問すると、「僕もびっくりした」、「なんで(911と)描いたかわからない」、「覚えていないですよね」と答えている。漫画家にはシャーマン的な能力や予言的能力を持つ人々が多いと言われるが、これもひとつのミステリーだ。
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