オルドビス紀の凶戦士ゾイド発見?4億6,000万年前の“巨大ウミサソリ”
今回発見されたのは、大きさこそ07年に発見された種を下回るものの、イェール大学のジェイムズ・ラムスデルが「信じられないほど奇妙な種」と述べるほど、珍しい種のウミサソリ。どうやら新種らしく、頭部や泳ぐために使われたとみられる脚の形状が独特であり、現代のクモ綱の古い親戚にあたる海の節足動物、ウミサソリ類の最も古い種とされた。
さらに驚くほど良好な保存状態で、ラムスデルは「外骨格が岩の上に押し付けられていたが、剝がして顕微鏡で研究することができる」と説明している。顕微鏡での分析では、脚の上に存在する小さな毛のように、たくさんの細部を確認することができるようだ。この標本の発見で、更なる研究が期待される。
古代ギリシャの軍船“五十櫂船”(pentekontor)との類似が見られることから“ペンテコプテルス・デコラヘンシス”と名付けられた、今回のウミサソリ。世間からも「怖いな」「ワクワクする」といった声や、「毛があるなら、DNA採取して復活させてくれよ!」「最新技術でクローンとかどうにかできない?」と再生を望む声が上がった。また、「おいしそう」「味噌汁に合いそう」「BBQで囲みたい」などの声も。
さらには、「デススティンガーじゃないか!」「デススティンガー丸出し」と、ゾイドに登場するデススティンガーに似ていると指摘する声も……。
玩具メーカー・トミー(現タカラトミー)から発売されるゾイドの中でも、長年ユーザー投票の上位に君臨し続けたデススティンガー。ジェノザウラーが、南エウロペ大陸の古代遺跡から持ち帰ったゾイド核を培養し、短時間で強制成長させた水陸両用の海サソリ型巨大ゾイドである。実験タイプのオーガノイド、ジェノザウラー、レブラプターを超える“真オーガノイド”であり、その闘争心、生命力、敏捷(びんしょう)性は、従来の常識では計り知れないレベル。無論、装備も帝国の最新技術が投入されており、荷電粒子砲や各種の接近戦用レーザー兵器、さらにはデスザウラー級の超重装甲を併せ持っている。“凶戦士”の異名を持ち、敵対勢力であるヘリック共和国はおろか、生み出したガイロス帝国からも恐れられた。
そんなデススティンガーが、12月にHMM(ハイエンドマスターモデル)で蘇る。AZ120mmハイパーレーザーガン、ストライクレーザーバイトシザース、レーザーカッター、収納式AZ105mmリニアキャノンなど、多彩なギミックが搭載された“凶戦士”は、“ペンテコプテルス・デコラヘンシス”の発見と相まって、爆売れとなるのではないだろうか。今年のサンタさんへのお願いは、デススティンガーで決まりだ。海サソリモード時の全長は450mmとなるので、それが収まる靴下を用意しよう。
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2024.10.02 20:00心霊オルドビス紀の凶戦士ゾイド発見?4億6,000万年前の“巨大ウミサソリ”のページです。標本、ウミサソリ、オルドビス紀、ゾイド、デススティンガー、ペンテコプテルス・デコラヘンシスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで