愛する我が子がチャッキーになっていく！ 恐怖の皮膚疾患「EBウイルス」と闘う子どもたち

• 
• Xでポスト
• 

■EBと闘い壮絶な3年半の生涯を閉じた赤ちゃん

　一方、幸運なケースばかりではない。

　2009年5月、アメリカ・ロサンゼルスに住むコートニー・アレクサンダーさんは、23歳で待望の第一子を出産した。

「“EB”ing A Mommy」の記事より

　生まれてきたトリップ君はEBウイルスのせいで、皮膚や粘膜のわずかな擦れでさえ､水ぶくれになってしまうのだった。かわいい盛りのはずの赤ちゃんが、ホラー映画『チャイルドプレイ』に登場するチャッキーのような顔になっていく――。母親であるコートニーさんは、自分が代わってやれることもできず、もがき苦しんだという。

　2012年1月、自分の腕の中で息を引き取った我が子。3年ほどの短い生涯だったが、それでもコートニーさんは一緒に過ごした日々は幸せだったと語る。現在コートニーさんは再婚して、2人の健康な男の子のママとして幸せに暮らしているそうだ。
（文＝佐藤Kay）

参考：「News＆Star」、「ITV News」、「“EB”ing A Mommy」ほか

佐藤Kayの記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

 
• 前のページ
 
• 1
 
• 2

関連記事

• 

  「ママ、僕はもう死にたい」5歳児がこうまで訴える難病「FSGS」の絶望的病状とは？

• 

  4本の手と4本の足 ― インド人幼女「結合双生児」のドキュメンタリー

• 

  【無鼻症】生まれつき鼻が無いかわいい少女 ― 鼻骨インプラント手術に成功＝アイルランド