伝説のビッグフット映像「パターソン・ギムリン・フィルム」はヤラセだった? 暴露ドキュメンタリーが主張する“幻のリハーサル映像”の存在

未確認生物(UMA)ファンなら誰もが一度は目にしたことがあるだろう。
1967年、北カリフォルニアのクリーク(小川)を二足歩行で歩き去る、毛むくじゃらの巨大な類人猿。時折カメラの方をチラリと振り返るその姿は「パターソン・ギムリン・フィルム」と呼ばれ、ビッグフットの実在を示す最高の証拠として半世紀以上にわたり激しい論争の的となってきた。
「中に人間が入っている着ぐるみだ」「いや、あの筋肉の動きや歩幅は人間に不可能だ」。そんな不毛な議論に、ついに最終的な終止符が打たれる時が来たようだ。
なんと、あの歴史的映像が「着ぐるみを使ったヤラセ」であることを決定づける、驚愕の“リハーサル映像”が発見されたというのだ。
伝説のUMA映像を葬り去るドキュメンタリー
この爆弾発表を行ったのは、映画監督のマーク・エヴァンス氏が手がけた新作ドキュメンタリー『Capturing Bigfoot(キャプチャリング・ビッグフット)』だ。
2026年のSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)映画祭でプレミア上映された本作の目玉は、これまで世に出ていなかった「未公開映像」の存在である。
エヴァンス監督によれば、その未公開映像の内容は、我々がよく知るあのパターソン・ギムリン・フィルムの「予行演習」そのものだという。
「自分たちが何を手に入れたのか気づくまでに9ヶ月かかりました」とエヴァンス監督は語る。「最終的にわかったのは、この新映像が、廃棄されずに残っていた『トライアル・ラン(リハーサル)』だったということです」
世紀のフェイク映像を撮るために、立ち位置や歩くスピード、カメラのパンのタイミングなどを「練習」していたというわけだ。

撮影者たちは墓場まで嘘をつき通したのか
ここで気になってくるのが、撮影者であるロジャー・パターソンとボブ・ギムリンの二人だ。
パターソンは1972年に亡くなるまで「あれは本物だ」と主張し続けたし、ギムリンに至っては長年「ヤラセには一切加担していない」と否定し続けてきた。
しかし、もしこのリハーサル映像が本物だとしたら、彼らは世界中のオカルトファンを半世紀以上も騙し続けてきたことになる。「世紀の大発見」を夢見た二人のカウボーイが、実は稀代のペテン師だったというオチは、少しだけ切なくもある。
それでも「ビッグフット」は死なない
ドキュメンタリーの全貌は、今年後半の一般公開を待たねばならないが、このリハーサル映像の存在が事実であれば、「パターソン・ギムリン・フィルム=着ぐるみ説」は完全に証明されたと言っていいかもしれない。
だが、オカルトファン諸氏には安心してほしい。
たとえこの1967年の映像がフェイクだったとしても、深い森の奥には、まだ我々の知らない巨大な霊長類が潜んでいる可能性はゼロではないのだから。
一つの伝説が死んでも、また新たな伝説が生まれる。UMAの歴史はそうやって紡がれてきた。今はただ、このドキュメンタリーが日本のスクリーンに上陸する日を心待ちにしたい。
参考:Unexplained Mysteries、ほか
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2024.10.02 20:00心霊伝説のビッグフット映像「パターソン・ギムリン・フィルム」はヤラセだった? 暴露ドキュメンタリーが主張する“幻のリハーサル映像”の存在のページです。ビッグフット、ヤラセ、フェイク、パターソン・ギムリン・フィルムなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで