UFOドキュメンタリー映画『The Age of Disclosure』公開
UFOドキュメンタリー映画『The Age of Disclosure』公開!米政府が隠し続けるUFOと宇宙人の真実とは

アメリカ政府がUFOや宇宙人に関する情報を隠蔽している――そんな衝撃的な告発を含むドキュメンタリー映画『The Age of Disclosure(ザ・エイジ・オブ・ディスクロージャー)』が公開された。この作品では、34人の元軍関係者や情報機関の関係者が、「宇宙人の存在を直接知っている」と証言している。
米政府は80年間、人類を欺いてきた?
映画に登場する元国防総省高官ルイス・エリゾンド氏は、「これはアメリカ政府史上、最も成功した情報操作であり、80年にわたる嘘と欺瞞だ」と語る。彼をはじめとする証言者たちは、アメリカが何十年にもわたり宇宙人の存在を隠し続け、UFO(未確認飛行物体)を解析し、その技術をリバースエンジニアリングするための極秘計画を進めていたと主張する。
また、米政府は宇宙人の技術をめぐり、中国やロシアと密かな競争を繰り広げてきたという説も浮上。もし地球外技術の秘密を最初に解明した国があれば、その国が世界の覇権を握る可能性があると指摘されている。

「私は宇宙人の乗り物を見た」―元政府関係者の証言
映画では、米政府のUAP(未確認航空現象)タスクフォース元責任者ジェイ・ストラットン氏が「私は自分の目で人間ではない乗り物、そして人間ではない存在を見た」と証言している。
さらに、元国防総省職員クリストファー・メロン氏は、「宇宙人の存在は人類史上最大の発見だ」と語り、事態の深刻さを強調した。
UFO研究の転換点 ― 「チクタクUFO」事件
このドキュメンタリーでは、2004年にカリフォルニア州サンディエゴ沖で目撃された「チクタクUFO」にも言及されている。この事件では、米海軍の戦闘機が捉えた未確認飛行物体が、高速で移動しながら突然消えるという映像が記録されている。この映像は後に米国防総省によって本物であることが認められた。
また、2023年には、米防衛機関のUAP分析チームを率いたデイビッド・グルーシュ氏が「政府は宇宙人の乗り物と‘生物学的証拠’を所有している」と公に証言。これがさらなる議論を巻き起こした。

映画の評価 ― 証言は本物か、それとも空論か?
本作にアメリカの有力政治家や国防関係者も登場し、超党派でUFO問題の深刻さを訴える内容となっている。しかし、全ての観客がこの主張を鵜呑みにしているわけではない。
ニューヨーク・タイムズの調査によると、ペンタゴンは確かに「高度航空脅威識別プログラム(AATIP)」という未確認飛行物体の研究プログラムを運用していたことが判明。しかし、映画内で語られる「宇宙人の技術競争」や「極秘の宇宙人研究」が本当に存在するのかは不透明だ。
批評家の間では映画の信憑性に疑問を呈する声も多い。映画評論サイトIndieWireのクリスチャン・ジルコ氏は、「証拠が提示されていない中では、どんなに説得力があっても納得はできない」とコメント。The Hollywood Reporterのダニエル・ファインバーグ氏も「結局、何も証明されていないし、何も否定もできない」と指摘している。
また、ニューヨーク・ポストの記者スティーブン・グリーンストリート氏は、エリゾンド氏が「ペンタゴンがテレパシーでテロリストを監視する訓練を受けた」と発言していたことを問題視し、「この映画の証言者たちの信頼性にも疑問がある」と述べている。

UFO開示の時代は本当に来るのか?
『The Age of Disclosure』は、SXSW映画祭で公開され話題を呼んでいるが、果たして本当にUFOの謎を解き明かす一歩となるのか。それとも、また一つの都市伝説として語り継がれるだけなのか。今後のさらなる証拠の開示が待たれる。
エリゾンド氏は映画の中でこう語っている。
「UFO開示への要求は、人類史上最大のパラダイムシフトになるだろう」
この言葉が現実となる日は、果たして来るのだろうか――。
参考:Daily Star、ほか
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