JFKは暗殺される10日前、極秘のUFOファイル公開をCIAに迫っていた!?衝撃のメモが浮上

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画像は「Wikipedia, DALL·E」より

 ジョン・F・ケネディ元大統領の暗殺に関する機密文書の公開が進められる中、ある“爆弾メモ”の存在が再び注目を集めている。それはJFKが暗殺される10日前に、CIAへUFO関連の機密情報の開示を求めたとされる文書だ。

 このメモが本物であれば、JFKがUFO情報の公開に動いていたことを示す重要な証拠となる。しかし、専門家の間ではその信憑性についての議論も絶えない。

JFKがCIAに求めた「UFO情報の開示」

 問題のメモは、1963年11月12日付のもので、JFKがCIA長官に対し、「全てのUFO関連情報を整理し、NASAとデータを共有するよう指示」している。受取人の名前は黒塗りされているが、当時のCIA長官はジョン・マッコーンであった。

 メモには、「未知の飛行物体が、ソ連によるアメリカのスパイ活動と誤解される可能性があるため、状況を明確にすることが重要である」とも記されている。冷戦真っただ中の1960年代、米ソ間の緊張が続く中、JFKはUFOの存在が誤解を生み、国際問題へ発展することを懸念していたようだ。

 この文書は、歴史家のウィリアム・レスターが2011年に出版した著書『A Celebration of Freedom: JFK and the New Frontier』のために情報公開法(FOIA)を通じて入手したと主張している。しかし、このメモが公式の記録として他のどの文書にも登場しないことから、一部の専門家はその信憑性を疑っている。

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画像は「Daily Mail Online」より

JFKはUFO機密を暴こうとしていたのか?

 JFKは、1963年9月の演説で「宇宙開発を平和的な競争の場とし、ソ連と協力することが重要である」と語っていた。実際、彼はNASA長官のジェームズ・ウェッブに対し、「米ソ共同の宇宙探査計画を策定するよう指示」していたとも言われている。

 当時の宇宙開発競争の背景を考えれば、JFKがUFO情報の整理を求めた可能性は十分に考えられる。彼は米ソの緊張を和らげるために、UFOがアメリカの秘密兵器と誤解されることを防ごうとしたのかもしれない。

 しかし、JFKのメモが実在するかどうかについては決定的な証拠がない。ボストンのJFK図書館の研究員によれば、大統領の公式文書を調査しても、このメモの存在を裏付ける記録は見つかっていないという。JFKは通常、送付した文書の控えを保存していたが、このメモに関しては確認されていない。

 さらに、文書の構成にも不審な点があると指摘されている。例えば、CIA長官の名前や公文書のフォーマットが通常とは異なり、「TOP SECRET(極秘)」のスタンプの大きさも不自然であるという。

陰謀論との関係—「CIAがJFKを暗殺した」説

 JFKとUFOにまつわる陰謀論の中には、「JFKは政府のUFO隠蔽を暴こうとし、それが暗殺の原因となった」という説もある。この説を補強するかのように、1999年には“焼却を免れたCIAメモ(バーンド・メモ)”とされる別の文書が匿名の元CIA職員から持ち込まれた。

 この謎のメモには、「Lancer(JFKのコードネーム)が我々の活動について質問している。これは許されない。10月までに意見を提出せよ。対応が極めて重要である」と記されているという。

 このメモは、JFKがCIAの秘密活動に干渉しようとし、それが彼の暗殺につながった可能性を示唆している。しかし、この文書の出所もはっきりしておらず、CIAは一切のコメントを拒否している。

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画像は「Daily Mail Online」より

JFK暗殺と機密文書の公開

 2025年現在、JFK暗殺事件の機密文書の一部が公開されているが、依然として未公開の記録が多く残されている。2025年1月、ドナルド・トランプ前大統領は、「JFK暗殺に関する未公開の機密文書を開示するよう指示」したが、実際に全ての資料が明るみに出るかは不透明だ。

 FBIは、リー・ハーヴェイ・オズワルドの監視記録や、キューバの暗殺者に関するファイル、大統領によるCIAの解体計画など、約1万4000ページに及ぶ文書を保有しているとされる。これらの情報が開示されれば新たな真相が明らかになる可能性がある。

 JFKは1963年11月22日、ダラスでパレード中に狙撃され、その2日後に容疑者のオズワルドも射殺された。ウォーレン委員会は「オズワルド単独犯行」と結論づけたが、それ以来、多くの陰謀論が語られてきた。

 JFKとUFO機密の関係は、未だに謎に包まれている。しかし、今後の文書公開によって、長年の疑惑に終止符が打たれる日が来るのかもしれない。

参考:Daily Mail Online、ほか

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