CIAは1970年代からUFOを「地球外乗り物」と疑っていた!? グルッシュ氏が示した1971年豪州機密文書の衝撃内容

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 アメリカ政治の中枢、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂前で今、UFO情報の全面開示をめぐる攻防が再び熱を帯びている。空軍出身の内部告発者デイヴィッド・グルッシュ氏が議事堂前の階段に立ち、ホワイトハウスに対してUFOの実在を証明する「決定的証拠」の公開を要求したのだ。そして彼が「これを読め」と名指しした一通の文書こそ、半世紀以上前にオーストラリア政府がまとめた機密分析報告だった。そこには、アメリカの諜報機関が冷戦下でUFOの正体を「地球外の乗り物」と疑い、その推進機構を秘密裏に探っていたという、にわかには信じがたい内容が記されているという。

グルッシュ氏が「7〜16ページを読め」と名指しした文書

 下院監視委員会の「連邦機密の機密解除に関するタスクフォース」の議員らとともに登壇したグルッシュ氏は、いわゆる「アメリカン・レガシーUFOプログラム」を理解するためにはどの文書を読むべきか、と問われた。彼が挙げたのが、1971年にオーストラリアの情報機関が作成したUFO関連のレビュー文書である。

 グルッシュ氏によれば、注目すべきは7ページから16ページの記述だという。これはオーストラリア政府の核部門責任者にあたる人物が、1970年代当時のアメリカによる隠蔽とCIAの関与について論じた箇所だと彼は説明している。同盟国の視点からアメリカの諜報機関の動きが記録されているという構図であり、彼はこれを長年続く隠蔽工作の存在を裏付ける素材と位置づけている。

1948〜52年、「惑星間宇宙船」を研究した謎の機関

 その文書が描き出すのは、冷戦初期のある秘密研究の輪郭である。報告によれば、1948年から1952年にかけて、ロケット工学・核・諜報の専門家を集めた政府機関が、世界各地から寄せられるUFO目撃報告を分析していたとされる。その目的は、調査担当者たちが「惑星間宇宙船」かもしれないと考えた物体について、その設計や推進方式の情報を集めることにあったという。

 そして文書は、この謎の機関の正体について「ほぼ確実にCIA(中央情報局)である」と繰り返し示唆している。さらに、一部の情報当局者がこれらの飛行物体をソ連の最新兵器ではなく地球外起源の乗り物だと見ていた——だからこそ推進機構の解明に関心を寄せていた、という見立ても記されているという。もしこの記述が事実なら、冷戦下のアメリカは敵国の兵器と並行して「人類のものではない技術」の解析にも資源を割いていたことになる。

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デイヴィッド・グルッシュ氏(中央) 画像は「YouTube」より

14年の空軍歴を持つ告発者と、繰り返される開示要求

 文書を読み解いたグルッシュ氏自身も、一介のUFO愛好家ではない。彼は14年間を空軍で過ごしたのち、ペンタゴンの偵察衛星を開発・打ち上げる国家偵察局(NRO)で情報将校を務めた経歴の持ち主だ。2019年から2021年にかけては、NROの代表として政府のUAP(未確認異常現象)タスクフォースに参加していたという。

 転機となったのは、政府の一部が地球外生命に関する事案で議会の監督を妨げていると知ったことだったと、彼は語っている。2023年には連邦議会で証言台に立ち、秘密部門が数十年にわたってUFOの回収とリバースエンジニアリングを進めてきたと主張して全米の注目を集めた。トランプ政権下では機密解除の動きが加速し、非公開だった数百ページのUAP関連ファイルが公開されてきた。半世紀前のオーストラリアの文書を「読むべき一次資料」として掲げる彼の戦術は、こうした機運に乗じて議論をさらに深部へ押し込もうとする試みと見ることもできる。

半世紀の沈黙は破られるのか

 1971年の文書が語る「ほぼ確実にCIA」という言い回しは、断定を避けながらも強烈な余韻を残す。オーストラリアの一官僚が当時つかんでいた情報がどこまで正確だったのか、その記述を今になってアメリカ政府が公式に裏付けることはあるのか——現時点で確たる答えは出ていない。

 この文書が地球外文明の存在を直接証明するものでないことは確かだ。だが、冷戦下の機密研究をめぐる古い記録が再び「決定的証拠」として表舞台で読み上げられた事実は、UFO情報開示の議論が新たな局面に入ったことを物語っている。半世紀の沈黙が破られるのか、それとも今回もまた「謎」として処理されるのか。判断は、これから公開される(かもしれない)文書を待つほかなさそうだ。

※該当のオーストラリア機密文書は下記ポストに添付しています。


参考:Daily MailFox News、ほか

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