ペンタゴン(国防総省)でバイオハザード騒ぎ! 同時に起きたジョージ・ワシントン大学の不審物事件との点と線

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 世界最強の軍事組織の心臓部が、たった一つの「におい」で凍りついた。2026年6月11日の木曜午前、米国防総省ペンタゴンの中枢でバイオハザードを示す異臭が検知され、職員たちは廊下に足止めされた。しかも同じ日、わずか2.5キロ離れた名門大学のすぐそばでも不審物騒動が発生していたのだ。当局は「両者に関連はない」と言うが、首都で同日に起きた二つの化学警戒を、人々はそう簡単に「偶然」と呑み込めるだろうか。

国防総省の中枢で鳴った警報:「異臭」一つで2万人が緊張

 Fox Newsによると、騒動が起きたのはペンタゴンの「Aリング」と呼ばれる建物中心部の複数の廊下だった。建物の空気質を監視するシステムが異常を検知し、装置がバイオハザード臭を感知。これを受けて該当区画の職員には、シェルターインプレイス(その場待機)命令が下された。

 ペンタゴンは平時でもおよそ2万3000人から2万7000人が働く巨大施設である。その中枢で防護服とガスマスクに身を包んだ消防隊員が駆け込む光景は、それ自体が一本の災害映画のようだ。ペンタゴン部隊保護局とバージニア州アーリントン郡消防局がハズマット(有害物質)対応チームを派遣し、Aリングの複数地点を念入りに調べ上げた。なお、ピート・ヘグセス国防長官と統合参謀本部のダン・ケイン議長のオフィスは封鎖対象から外れていたという。最重要の指揮系統だけは止めないという徹底ぶりが、かえって緊張感を物語っている。

結末は「ハザードなし」だが……

 緊迫した検査の結末は、拍子抜けするほどあっさりしていた。東部時間の午後1時30分までに後続の検査で有害物質は存在しないことが確認され、通常業務が再開されたと報道官のショーン・パーネル氏が明らかにした。CNNの関係者の話として、ロックダウンは誤報によるものだったとも伝えられている。

 つまり、世界の軍事を束ねる建物が「空気がおかしいかも」という一報で半日近く揺れたわけだ。人騒がせと言えばそれまでだが、ペンタゴン側は重要性を見極めるまでの予防措置だったとの見解を示している。9.11の標的となった建物にとって、「念のため」は決して臆病ではないのだ。

2.5km先の名門大学でも不審物——当局は「無関係」と言うけれど

 話が一筋縄でいかないのは、ここからだ。英Daily Mailによれば、ペンタゴンが揺れていたのと同じ木曜、わずか2.5キロほどしか離れていないジョージ・ワシントン大学のすぐそばでも、よく似た騒ぎが起きていた。場所は同大学のヒンメルファーブ健康科学図書館の外、23番ストリートとIストリートが交わる一角だ。ワシントンDC首都警察は午前11時少し前に通報を受け、不審な荷物の調査に乗り出した。

 警察は2時間が経過してもなお交差点を封鎖し、市民に近づかないよう呼びかけ続けていたという。そして首都警察の担当者は、この一件を他の事案と関連づける証拠はないとの見解を示している。同日、同じ首都圏、しかも目と鼻の先で、片や「バイオハザード臭」、片や「不審物」。当局は揃って「無関係」と口を揃えるが、点と点が近すぎると、人はつい線を引きたくなるものだ。

 同じ日に、同じ首都の中枢で起きた二つの異常事態。当局がいくら「ただの偶然だ」と火消しに走ろうとも、市民の不安は簡単には拭えない。誰かが首都の警備体制を試すための「予行演習」を行っていたのだとしたら——。目に見えない本当の脅威は、まだワシントンのどこかに息を潜めているのかもしれない。

参考:Fox NewsDaily Mail、ほか

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