ハバナ症候群を否定するため自らエネルギー兵器を照射した科学者の悲劇……ペンタゴンが極秘入手した“バックパック型”デバイスの正体

2016年、キューバの首都ハバナにあるアメリカ大使館で、複数の職員が突如として激しい目眩や頭痛、記憶力の低下を訴えた。のちに「ハバナ症候群」と呼ばれるようになるこの怪奇な現象は、やがて世界各国の外交官たちをも襲い、米政府内では「未知のエネルギー兵器による攻撃」ではないかとの疑念が渦巻いてきた。
しかし、その実態はいまだに解明されておらず、一部では「集団心理による錯覚」だとする説も根強い。そんな中、この謎を巡って自らの肉体を実験台に捧げ、とんでもない結果を招いた科学者が現れた。
「無害」を証明するはずが、自らハバナ症候群に
事件の主役は、ノルウェー政府の科学者だ。彼は、ハバナ症候群の原因が「指向性エネルギー兵器(電磁波やマイクロ波など)」であるとする説に懐疑的だった。彼は「そんなデバイスが人体に深刻なダメージを与えるはずがない」ことを証明するため、機密情報をもとに自らマイクロ波をパルス状に放出する装置を製作。
そして、あろうことかその装置を自分自身に向けて照射するという、無謀極まる「セルフ実験」を強行したのである。
結果は、あまりにも皮肉で、かつ衝撃的なものだった。実験直後から、彼はハバナ症候群の患者たちが訴えてきたのと全く同じ、深刻な神経学的症状に襲われたというのだ。
ペンタゴンが極秘入手した「バックパック型」兵器
今回のノルウェー人科学者の「自爆」とも取れる実験は、ハバナ症候群が単なる「気のせい」ではないことを図らずも証明してしまった。
実はこれに先立ち、アメリカのペンタゴン(国防総省)も、ハバナ症候群を引き起こす原因とされるデバイスのプロトタイプを極秘に入手していたことが判明している。2024年、国土安全保障省の捜査部門が「バックパックサイズ」の特殊な電磁波放射装置を購入。1年以上にわたる極秘テストの結果、この装置が実際にハバナ症候群特有の症状を誘発できることが確認されたのだ。
ハバナ症候群の議論は、「攻撃」という物理的な側面と、「心理的要因」という精神的な側面の間で長年揺れ動いてきた。しかし、今回のノルウェーでの出来事とペンタゴンの検証結果を合わせれば、パズルのピースは確実に「物理的な兵器の存在」へと繋がり始めている。
日本の感覚ではあり得ない「狂気の証明」
日本では、研究者が自らの体を使って実験を行うことは、よほど特殊なケースを除けばまずあり得ない。だが、西洋の科学史には、自らに毒を盛ったり、電気を流したりして真実を追い求めた「マッドサイエンティスト」の系譜が脈々と流れている。
今回のノルウェー人科学者も、その狂信的な知的好奇心の結果、自らが否定したかったはずの「見えない兵器」の餌食となってしまった。彼が現在どのような健康状態にあるのかは詳しく明かされていないが、ハバナ症候群は一度発症すると、倦怠感や吐き気、長期的な認知障害など、日常生活を破壊するほど重い後遺症が残ることが知られている。

誰が、何のために「狙撃」しているのか
もしハバナ症候群が、バックパック一つで持ち運べるような「見えない弾丸」によるものだとしたら、私たちの日常はもはや安全ではない。
2022年のCIAや米国家情報長官室のパネル会議でも、電磁波による説明が「妥当である」との結論が出されているが、依然として「誰が」「何の目的で」実行しているのかは闇の中だ。
目に見えず、音もせず、しかし確実に人間の脳を破壊するテクノロジー。その脅威を「無害だ」と信じ込んだ一人の科学者の悲劇は、人類が新たな次元の戦争――物理的な弾丸よりも不気味な、情報の「外側」にある戦争にすでに巻き込まれていることを、冷酷に物語っているのかもしれない。
参考:The Jerusalem Post、Unexplained Mysteries、ほか
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2024.10.02 20:00心霊ハバナ症候群を否定するため自らエネルギー兵器を照射した科学者の悲劇……ペンタゴンが極秘入手した“バックパック型”デバイスの正体のページです。音響兵器、ハバナ症候群、指向性エネルギー兵器などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
