衝撃取材! 桶川ストーカー殺人:黙殺された「新証言」と冤罪を訴える「主犯格」の手紙。近い将来、大逆転劇か?
10月26日で発生から16年を迎えた桶川ストーカー殺人事件。ストーカー規制法が制定されるきっかけにもなった有名な事件だが、「主犯格」小松武史の裁判で実行犯の男が検察の筋書きを覆す「新証言」をしていた事実はあまり知られていない。武史から筆者のもとに届いた手紙には、そのことに関する意外な「真相」が綴られていた――。
■検察の筋書きを覆した実行犯
埼玉県桶川市の女子大生・猪野詩織さん(事件当時21)が、JR桶川駅前の路上で刺殺されたのは1999年10月26日の午後1時前のこと。猪野さんは事件前、元交際相手・小松和人(同27、かずひと)の配下の男たちから自宅周辺に中傷するビラを大量に張り出されるなど凄絶な嫌がらせをうけていた。
埼玉県警は2カ月後、和人が営む風俗店の店長だった久保田祥史(同34)を殺人の容疑で逮捕。さらに県警は翌日、和人の営む風俗店で現場を統括していた実兄の小松武史(同33)や、殺害の現場に同行した風俗店従業員の男、ふたりも共犯者として逮捕した。
「武史が和人の意向をうけ、久保田らに猪野さんの殺害を依頼した」。それが久保田の自白や事件前の状況に基づき、県警が描いた事件の筋書きだった。ところが――。
波乱は2002年2月12日、さいたま地裁であった小松武史の第52回公判で起きた。
「私はこれまで取り調べや自分の裁判で、小松武史から被害者の殺害を依頼されたと証言してきました。しかし本当は、武史から殺害など依頼されていなかったのです」
この公判に証人出廷した久保田はそう証言し、武史が事件に関与していたことを否定した。検察側の最重要証人でもあった実行犯があろうことか、主犯格とされた武史の「冤罪」を証言したのだ。
ただ、この久保田の新証言はさほど大きく報じられなかった。この事件では、所轄の上尾署の怠慢捜査や告訴状の改ざんが発覚して大問題になっており、世間の関心もそちらに向いていた。結局、久保田の新証言は「著しく信用性に欠ける」(さいたま地裁判決)と退けられ、一貫して無実を訴えていた武史は2006年に最高裁で無期懲役刑が確定。この結末に異を唱える声は当時も今も皆無に等しい。
だが、改めて事実関係を調べてみると、久保田の新証言の信ぴょう性は案外否定しがたいのだ。
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