蛭子さんの言うとおりにギャンブルして舟券買ったら……トンでもない額に!【インタビュー】
蛭 あっ、あれは背景が寂しかったから(笑)、画面を埋めるためにUFOがあると漫画のコマが締まるんですよ。
――UFOは単なる埋め草だったんですね……。あと、芸能界のウワサなんですが、蛭子さんの悪口を言うと良くないことが起こるという伝説があります。某お昼の長寿番組の関係者で、蛭子さんの悪口を言っていた方が交通事故でお亡くなりになったとか。
蛭 あぁ、ありましたね。でも、まぁ偶然ですよ。オカルトみたいなものはホント信じてないんです。
このようにオカルトには少しも興味がない蛭子さんであるが、今回の取材の冒頭で、トカナ編集部の大澤氏を見て、すぐに「ボートレースの毒島選手に似てますね」と言い放った。取材後も真剣な眼差しで彼を見つめながら「本当に似ている。親戚じゃないですか? ボートを見に行った方がいいよ」と終始気になっていた様子。
悪口を言った人が、知らず知らずのうちに悲劇に見舞われることもある蛭子さん。それならば、蛭子さんのことを心から褒め続け、言われたとおりに毒島選手の舟券を買ったら、きっと当たるのではないだろうか!? そんな仮説を立て、大澤氏に毒島選手の舟券を単勝で購入してもらった。取材後、一番近いボートレースは「芦屋チャレンジカップ」だ。注目の2日目、4レースの毒島選手は最下位……。8レースでは4着に終わる。
ところが翌日、気合いを入れ直した大澤氏は、蛭子さんの取材写真を現像し、祈りを捧げたという。すると3日目の7レース、なんと毒島選手が1着でゴール!! 払戻金は680円! ボートレースの単勝は「元返し」といわれる100円の場合も多く、これだけの配当がつくことは珍しい。
さすがと言わざるを得ない蛭子さんの神通力。みなさんも『蛭子の論語』でその考え方に触れ、有馬記念や年末ジャンボなどで運試ししてみるのはいかがだろうか?
(取材・文・写真=松本祐貴)
蛭子能収(えびす・よしかず)
1947年生まれ、長崎県出身。1973年『ガロ』で漫画家デビュー。その特異なキャラクターをいかし、テレビ、映画、CMなどでも活躍する。
■個展
『新春 えびすリアリズム~蛭子さんの展覧会~』
2016年1月1日~1月18日 渋谷パルコミュージアム
■映画
長編映画初主演となる『任侠野郎』が2016年春公開予定
公式サイト:http://ninkyo-yaro.com/
松本祐貴(まつもと・ゆうき)
1977年大阪府生まれ。フリー編集者&ライター。雑誌記者、出版社勤務を経て、雑誌、ムックなどに寄稿する。テーマは旅、サブカル、趣味系が多い。2016年2月に『泥酔夫婦世界一周』(オークラ出版)を刊行予定。
・ブログ~世界一周~旅の柄:http://tabinogara.blogspot.jp/
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊蛭子さんの言うとおりにギャンブルして舟券買ったら……トンでもない額に!【インタビュー】のページです。思想、蛭子能収、松本祐貴、孔子、論語などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで