危機一髪でも性行為!? 1年半、夫婦で世界旅行した男の“夫婦事情”を『鶯谷』本橋信宏が訊く！

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松本　一番きつかったのはハンガリーのブタベストで一部屋8つのベッドがあるドミトリーに泊まったときの臭いでした。

本橋　ああ。中国人のおじさんが、「臭すぎる、誰のだ!?」って文句言ったら、白人女性ふたりが脱いだ靴下だったという（笑)。

　問題の靴下は袋にしまうでもなく、そのまま放置したままだった。日本人の清潔好きというのがあらためて伝わってくる逸話だ。日本人ほど身体を清潔にする民族はいない。お隣の韓国、中国では風呂に浸かる、という風習がない。あくまでもシャワーで簡単に汚れを落とすだけだ。

本橋　ところで、日本の若者たちを海外に飛躍させた沢木耕太郎の名著『深夜特急』（新潮社）があるけど、あのなかで一点、批判されているのが性欲問題ですよ。

松本　ああ、そうですね。書かれてないですね。

本橋　マッちゃんのこの本にも、残念ながら奥さんとの夜の営みは……。

松本　書いてないです。

本橋　で、どうなの？

松本　は？

本橋　どうなのよ、そっちのほうは。

松本　ありましたよ。ええ（自信たっぷり）。

本橋　さすが。ところで私はある確信があるんですよ。旅する男女は帰国後離婚率が急上昇する、という冷徹な現実を。

松本　え？

 
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