官能シーンが“扇情的すぎる”という理由で封印!? 強迫神経症の映画監督が作った問題作とは?

0310abieita_03.jpg※イメージ画像:『紳士は金髪がお好き』(20世紀フォックス)

 ちなみにジェーン・ラッセルは「ヒューズには、やらせていない」(笑)と公表しているが、この作品でセックス・シンボルとして名声を上げ、のちに20世紀フォックスと契約し、マリリン・モンローと共演した『紳士は金髪がお好き』(53年)では、マリリンに比肩する人気を得たという。

 その後のヒューズは、『キング・コング』の姉妹編『猿人ジョー・ヤング』(49年)、古典SF『遊星よりの物体X』(51年)などのヒットを飛ばすが、素人経営が祟り、1950年代のテレビ時代到来とともに衰退し、映画業界から撤退した。

 その後、1976年、ヒューズはメキシコのホテルで昏睡状態に陥り、アビエイターとしての本懐か、アメリカへ移送する自家用機の中で息を引き取った。

■天野ミチヒロ
1960年東京出身。UMA(未確認生物)研究家。キングギドラやガラモンなどをこよなく愛す昭和怪獣マニア。趣味は、怪獣フィギュアと絶滅映像作品の収集。総合格闘技道場「ファイト ネス」所属。著書に『放送禁止映像大全』(文春文庫)、『未確認生物学!』(メディアファクトリー)、『本当にいる世界の未知生物 (UMA)案内』(笠倉出版)など。新刊に、『蘇る封印映像』(宝島社)がある。
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