2分で難民問題の意識が変わる! シリア難民少女の悲惨すぎる現実が胸に突き刺さる映像
浜辺に流れ着き、奇跡的に一命を取り留めた少女。しかし、携帯電話は使えないうえ、所持品はわずかな現金のみ。明日も見えない極限状況のなか、少女はボートで出会った小さな男の子の母親代わりとなり生き抜くことを決意。安住の地を求めて孤独な旅を続けていたところを、ようやく保護されるのだった。
動画を公開したのは、世界の子どもの生活と権利を守るため活動する国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」。今まさに中東からヨーロッパへと押し寄せている難民の立場をイギリス人に置き換えることで、彼らが置かれている境遇を自らの問題として捉えてほしいという意図が込められている。さらに、難民の排斥を主張する人々に対して、「あなたはたまたま戦争のない地域に生まれてきたにすぎない」ということ、そして大人の都合で始まる争いの最たる被害者は、いつも子どもたちであることを強く訴えかける映像なのだ。ラストに表示される次の言葉が、すべてを物語っている。
「それは、いま起きていること。それは、ここで起きていること」
■映像のパワーが首相を動かした
実はこの映像には、第1弾が存在する。それは、2014年に同様のコンセプトで制作されたシリア内戦の悲惨さを現代のイギリスに置き換えた動画だ。主演の少女も、今回と同じ子役のリリーさん(現在13歳)が務めているが、第1弾のラストに現れる言葉は次のようなものだった。
「ここで起きていないからといって、それが起きていないわけではない」
映像を目にしたデーヴィッド・キャメロン首相が、シリア難民への支援を増額することを決定するほどの影響があったという。
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2024.10.02 20:00心霊2分で難民問題の意識が変わる! シリア難民少女の悲惨すぎる現実が胸に突き刺さる映像のページです。イギリス、シリア、NGO、国連、難民などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで