米紙「日本はカルト宗教『日本会議』に操られている」「安倍はトランプと同じ」
7月10日に投開票された第24回参議院議員選挙は「18歳選挙権」が導入された初の選挙として大きく注目された。だが、蓋をあけてみれば、自民・公明与党が70議席を獲得し、目標であった改選議席過半数61議席を上回る予想通りの結果だったといえるのではないだろうか。
■日本はカルトに操られている
さて、今回の選挙は「改選議席」がキーワードとして各種メディアにとりあげられていたが、それとあわせて右翼団体「日本会議」が“日本政治を陰で操る危険な組織”として話題を呼び、それが英「The Economist」紙 や仏 「L’Obs」紙など、 海外でも大きく報じられたことはみなさんもご存じだろう。
そして早速10日、米「The Daily Beast」紙が参議院選挙を報じ、「米ヤフー!」にも掲載されたわけだが、そこにはなんと「日本を裏から操るカルト宗教」というタイトルで「日本会議」についての考察が書かれていたのだった。ついに「カルト宗教」呼ばわりされた「日本会議」は海外でどのように解釈されているのだろうか?
記事では、「日本会議」は、複数の保守系前身団体が統合するかたちで、平成9年に設立された「美しい日本の再建と誇りある国づくりのために、政策提言と国民運動を推進する民間団体」で、日本会議を支援する議員団体には多くの閣僚メンバーが名を連ねていることや、日本会議の目標の1つが「新憲法」の制定であることから、今回の選挙に深くかかわっていたのではないかと指摘されている。ここまでは日本と同じだ。
だが、特筆すべきは、「日本会議」の歴史が詳細に述べられていることだろう。とくに「生長の家」をはじめとした神道との関係性が強調されており、これが“カルト宗教”と断じた理由となっている。さらに、「Japanese Donald Trump Commercial」という、共和党のトランプ氏と日本のサブカルチャーを風刺することで一時ネット上で話題になった動画を引き合いに出し、「安倍首相と日本会議」の関係は、「ドナルド・トランプとキリスト教右派」と同じであるとも書かれている。「日本会議」が実際に、アメリカのキリスト教右派と比較可能なものであるかどうかは議論の余地があるが、かなりの先入観をもって書かれた記事であるということがわかる。
これらはおそらく、アメリカ政治が「キリスト教保守派」団体と切ってもきれない関係であることから、遠い島国である日本の政治闘争も「政治と宗教」の関係が重要であるはずだと考えているからだろう。
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2024.10.02 20:00心霊米紙「日本はカルト宗教『日本会議』に操られている」「安倍はトランプと同じ」のページです。陰謀、選挙、自民党、日本会議などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで