【都知事選】「キリストを超えた。安倍は死刑」インディーズ候補5人の知られざる政策と決意とは?

 都知事選挙が14日、告示された。前日の13日、東京青年会議所では、有力候補者の討論会が行われていた。しかし、その討論会に参加した前回の都知事選で次点だった宇都宮健児氏(元日本弁護士連合会会長)が市民有働の分裂を懸念し、立候補断念を決意した。これで事実上、自民、公明が推薦する元総務大臣の増田寛也氏と、元防衛大臣の小池百合子氏、そして、民進と共産、社民、生活の四党党一候補のジャーナリスト、鳥越俊太郎氏の有力3候補を中心に展開しそうだ。31日に投開票が行われる。

 主要メディアを見ていると、政党間の駆け引きばかりが目立つ。誰を公認、推薦、支持するのかといったことばかりが話題だ。たしかに、主要政党の公認や推薦・支持があれば、組織を十分に使え、大きな武器になる。しかし、そうした後ろ盾がなくても立候補する人々がいる。いわゆる、インディーズ候補で、そうした候補者の顔や名前、訴えの内容を知る機会は少ない。


■都知事選 インディーズ候補に注目!

【都知事選】「キリストを超えた。安倍は死刑」インディーズ候補5人の知られざる政策と決意とは?の画像1「公開討論会2.0」にて。健闘をたたえ合う5人

 告示前、そうしたインディーズ候補に注目した企画があった。フリーランスライターの畠山理仁さんがニコニコ動画で開設しているチャンネルが主催する「東京都知事選挙2016 公開討論会2.0」だ。この「2.0」は、「2軍という意味ではない。日本青年会議所で行なわれている公開討論会よりも進化したものを目指す」(主催者)という意味である。

 畠山さんは、立候補の書類を持って行った50人以上の中から、連絡先を公開している人すべてに連絡して、出演依頼をした(東京青年会議所の討論会に出席する人を除く)。

 そしてこの日、出席したのは5人だった。

●高橋尚吾氏(無職)
●立花孝志氏(船橋市議)
●今尾貞夫氏(医師)
●山口節生氏(不動産鑑定士)
●河野なみ平氏(調理師)  

 スマイル党総裁のマック赤坂氏も出席予定だったのだが、思わぬハプニングでかなわなかった。この日、マック氏は東京青年会議所主催の討論会の冒頭で、席上から「ちょっと待った! 私はスマイル党総裁、マック赤坂だ。何で呼ばれないのか。公選法違反だ! 民主主義の冒涜だ!」などと大声で叫び、会場から近い赤坂署に任意同行され、事情聴取を受けることになったのだ。結果、生放送中に秘書から「欠席」との連絡があったそうだ。

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