「ロズウェル事件」の場所付近で超巨大な“カギ十字”の地上絵が発見される! ナチスとUFOの関係を示唆?
■宇宙人は我々人類のためにこのマークを作った?
しかしながら、著名UFO研究家のスコット・ウェアリング氏は「これはナチス・ドイツを意味するものではない」と真っ向から反論している。氏によると、これらのマークは宇宙人が我々人間に“危険地帯“を知らせるための警告であり、ナチス・ドイツのように不吉な意味を表す鉤十字ではなく、寺院などでよく見られる仏を表す吉祥『卍』であると主張しているのだ。
ウェアリング氏は自身のサイト「UFO Sightings Daily」にて、この『卍』マークの周辺では、およそ数千もの油田採掘装置による地下採掘が行われていると語る。そのため、付近では地下陥没が起りやすく、宇宙人は人間にそこが“危険”であることを知らせるため、わざわざこのマークを配置してくれたとのことだ。またこの『卍』を使用した意味について氏は“吉祥の意味”であり、あえてこの『卍』を使用した理由は「宇宙人が人類に対して敵意を抱いておらず、地球の土地を我々と共有している、という好意の表れ」だと語っている。
ウェアリング氏らしい飛躍した憶測ではあるが、確かに鉤十字のマークは(向きを変えながら)ナチス・ドイツだけでなく太古の昔からさまざまなものに描かれてきた。
米南西部にいたネイティブ・インディアン「ナバホ族」もまた鉤十字マークを幸運のシンボルとしていた部族であり、第二次世界大戦では彼らの言語「ナバホ語」が軍事通信の暗号として使用され、“コードトーカー”として米軍に徴集されていた歴史を持つ。
筆者はこれらのマークはナバホ族と何らかの関係があるのではないか、とまた異なる推測をしているが、世界ではもっと多種多様な憶測が飛び交っているようだ。しかし、すべては憶測の枠を出ず、いまだその正体は明らかになっていない。誰が、何の目的でこの場所にマークを残したのか。謎は深まるばかりである。
(文=遠野そら)
参考:「Express」、「The Sun」、「UFO Sightings Daily」、ほか
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