死体の冷凍保存、怪僧ラスプーチンのイチモツ、ロシアのタトゥー…世界の“クレイジー”を巡り尽くした男にインタビュー!

身体改造ジャーナリストとして『オキュパイ・スクール』を主宰し、ライターとしてオカルト、ハッカー、現代アートなどもレポートするケロッピー前田氏が『CRAZY TRIP 今を生き抜くための“最果て”世界の旅』(三才ブックス)を上梓した。
この本は、5つの旅を内包している。
1、ロシアタトゥー事情を含むロシアントリップ
2、マリファナ合法最前線などのハイトリップ
3、頭蓋骨に穴を開けるトレパーネーションを頂としたボディーズトリップ
4、アート、ハッカーの現場を見るフューチャートリップ
5、北海道縄文の旅、カナダ先住民ハイダ族のタトゥーを辿るルーツトリップ
本人が「過去20年間の取材の集大成」と語るだけあり、分野は多岐にわたり、情報量が桁違いに多い。今回は本人に「カルチャーが生まれる現場に立ち会う」旅の裏話を聞いた。
■「あまり人が行かないところヘの興味」が世間にある
――まず、この本が出版された経緯をお伺いしたいのですが。
ケロッピー前田(以下前田) 『ブブカ』『バースト』『タトゥーバースト』『バースト・ハイ』『DARK tourism JAPAN』『TH(トーキングヘッズ叢書)』などに寄稿したものの集大成です。テーマは“カウンターカルチャー”。そればかりか、ネット時代になって、カウンターカルチャーとメジャーカルチャーの境界が曖昧になったので、“カウンター精神”を担っているあらゆるものを追っています。
――ネット以前は雑誌メディアがカルチャーを牽引していましたね。
前田 海外のカウンターカルチャーのピークは60年代~70年代ですが、90年代にも再び世界的に再燃したんです。『ブブカ』『バースト』という雑誌が創刊した95年はそんなタイミングでした。70年代、音楽、映画、小説、オカルトなどは、比較的タイムリーに日本に入ってきました。しかし、90年代は、日本の若者たちが海外に行きやすくなって、もっとライフスタイルに密着したタトゥーやハイカルチャーといったものの情報が求められたんです。それが『タトゥーバースト』『バーストハイ』という専門誌につながりました。当時、そういうニーズがあったんです。


――今回、『クレイジートリップ』を出されたのも、再び求められているものがあったと。
前田 TBSテレビの『クレイジージャーニー』という番組が人気を得ています。一時期、日本の世間の流れとして海外情報の需要が減っていましたが、最近「自分で行くのは大変だけど、あまり人が行かない世界の旅への関心」が高まりました。そんな旅ブームにも後押しされて、過去20年間のカウンターカルチャーの取材を一冊にまとめることができました。
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2024.10.02 20:00心霊死体の冷凍保存、怪僧ラスプーチンのイチモツ、ロシアのタトゥー…世界の“クレイジー”を巡り尽くした男にインタビュー!のページです。ラスプーチン、松本祐貴、ケロッピー前田などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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