男性器巨大化手術の需要が世界的に高まる 太さ円周34%の増大も、壊死するリスク
■平均サイズの男性が手術を受ける傾向にある
また、興味深いことに男性器の増大手術を希望する患者の多くは、決して男性器のサイズが小さいわけではなく、長さ9.2センチ、太さの円周9.3センチという医学書における成人男性の平均値に近いモノを持っている患者が自分のモノのサイズに不満を持っているケースが多く見られるという。
カサヴァンテス医師は、「男性器を太くしたいと強く望んでいる患者は多く、世界中から手術を受けにきている。『大きいことはいいことだ!』と言うフレーズは、世界中の男の頭のなかに常にある」とも発言している。
カサヴァンテス医師による手術は、男性器の付け根を切開し、そこから海綿体と皮膚の間にポリメタルメタクリレート製の充填剤を注入する方法がとられている。このポリメタルメタクリレートは、人体に対してナチュラルで安全であり、恒久的に使える素材としてメタクリルというブランド名でも知られており、自分自身で液体シリコンやパラフィン、増粘剤などを混ぜ入れて男性器への致命的な障害をもたらしてしまう事例とはかけ離れた安全性があるとのこと。手術後の満足度アンケートにおいても、10点満点中8.7をマークし、平均で太さの円周の3.5センチ、比率で言えば34%の増大があるという。
■男性の劣等感につけこんだ手術か
しかし、一方で男性器への外科的な異物注入は、潜在的に男性器の脂肪の壊死を引き起こし、血液中毒を起こす危険性があると指摘する医師もいる。
イギリスのブリストルにあるサウスメッド病院泌尿器科のラージ・パーサッド医師は、「このような外科手術は男性の劣等感に付け込んだもので、平均的なサイズの男性器を持つ男性が外科的男性器増大手術を希望しているならば、それはカウンセラーの仕事であるはずだ。もし、こういった手術が患者にとって素晴らしい結果をもたらしているならば、NICE(英国立医療技術評価機構)によっても広く推奨されているはずである」と警告している。
確かに、サイズは気になる。しかし、気軽に外科的に増大しようというほどでもない。大きくなってくれればうれしいが、それに伴うリスクを背負うのは御免だ。という気持ちが大多数の世の男たちの心情ではなかろうか。
(文=高夏五道)
参考:「Daily Mail」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊男性器巨大化手術の需要が世界的に高まる 太さ円周34%の増大も、壊死するリスクのページです。整形、ペニス、手術、高夏五道、巨根などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで