おそらく絶対に解決しない10の歴史ミステリー! 迷宮の殿堂入り!
8. バビロンの空中庭園
ご存じ、「世界の七不思議」のひとつ。紀元前600年前、古代メソポタミアの首都バビロン(現在のイラク付近)に、王ネブガドネザル2世の命により建設された空中庭園。名前からは重力に逆らって空中に浮かぶ庭園が連想されるが、実際には、あまりの高さに空中に浮いているかのように見えた階段状の庭園だったそうだ。
建築資材にレンガや切り石を使い、テラスには防水用にアスファルトを敷いた上に盛土をし、植物を植え、それをユーフラテス川から水を汲み上げて栽培したといわれている。考えられないような高度な土木技術を用いた奇跡の庭園だったのだろう。
2013年には、英オックスフォード大学のステファニー・ダリー研究員が、庭園があったのは古代アッシリアの都市ニネヴェだったのではと説いている。だが現在では、バビロンもニネヴェも過激派組織による破壊と略奪で、発掘は絶望視されている。
9. アトランティス大陸は実在したのか?
今から約1万2000年前、現代文明を遥かにしのぐ高度な文明を持ちながら、大地震と大洪水により、わずか一昼夜のうちに海中に沈んでしまったというアトランティス大陸。アトランティス大陸は大西洋に位置については諸説あるなか大西洋説が有力だが、実はミノア文明が栄えたクレタ島こそ、このアトランティス伝説の舞台なのではという新説が浮上してきた。ただし、クレタ島は地中海に浮かび、大西洋ではないのだが。
10. イエス・キリストってどんな人?
おそらく、有史以来最大の謎かもしれないイエス・キリストの実像。現存する最古の福音は、イエスが亡くなった100年後のものというから心もとない。だが、2015年に、イエスの出身地であるナザレ(現在のイスラエル)で発掘された紀元1世紀の石の家は、考古学者らによって、おそらくイエスがマリアとヨセフによって育てられた家ではないかといわれている。これが真実なら世紀の大発見ではないかと思うが真相はいかに? これはこれで夢が広がっていいなと思うのは、クリスチャンでない筆者の無責任だろうか。
(文=佐藤Kay)
参考:「Live Science」ほか
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