イギリスEU離脱もロスチャイルドの陰謀だったのか…! この世がユダヤで回っている証拠が判明
英国民の多くが、ブレグジット、つまりイギリスのEU離脱が国民投票により可決されたことを悔やんでいる。離脱反対派はもちろん、離脱に賛成票を投じた人も今では悔やんでいるそうだ。
なにしろ「離脱をすれば国民ひとりあたりの負担がこんなに減る」「それを福祉に回せばこんなことやあんなことができる」と訴えてきた離脱推進派のリーダーが、離脱が決まったとたんに「あれは実際には無理だった」と意見を変えて辞任してしまった。
結局はポンドの価値が下がり、国民生活はEUから離脱することでますますひどいことになりそうだということがわかってきて、国民は「何とか政府に考えを変えてもらいたい」と考え始めた。政府も「何とか国民に考えを変えてもらいたい」と考えている。まさにどうしようもない状況だ。
■誰も得をしないEU離脱の仕掛け人は誰?
このような状況になって誰が得をしたのだろうか? イギリスの離脱によってさらにギリシャやスペインの債務問題や難民問題の負担が増えるドイツやフランスも損害を被っている。EU加盟国は誰もが損をする。もちろん当事者であるイギリスも国民の負担はますます増えるだろう。
誰も得をしないことを、一体誰が何の目的で仕掛けたのだろう? 陰謀論に興味のある方は、戦争は当事者よりも武器商人と銀行の方が儲かることをご存知だと思う。基本構造はあれと同じだ。
ブレグジット(英国のEU離脱)は当事者(つまりイギリスとドイツ、フランスなどEU加盟国)よりも資本家の方が儲かる。
ナポレオン戦争のときにナポレオンの敗北を知っていた銀行家ネイサン・ロスチャイルドがポンド(正確にはポンド債券)の空売りと買い戻しで巨額の利益を上げたのだが、それ以来、実は戦争よりも通貨のインサイダー取引の方が簡単に儲かるということがわかってしまった。
そのときと同じで、あらかじめ英国の国民投票でEU離脱が可決されることがわかっていれば、FXでも英国債の売却でもとにかく大量のポンドをユーロに換えておくだけで一夜にして莫大な利益を得ることができたはずだ。
ただそのためには世論をブレグジットに向けて誘導する影響力と、投票が締め切られるよりも前の段階での出口調査で誰よりも早く結果を知っているかのような正確な予測情報が必要だ。それができたのは誰か? ロスチャイルドと仲良しの「イギリスのメディア王」はこの件について何か知らないのか? 訊ねてみたいところである。
(文=王山覚/グローバルコンサルティングファームに勤務するビジネスウォッチャー)
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