「東京は世界都市になり、日本人に発言権はなくなる」「経済的徴兵制始まる」Mr.都市伝説 関暁夫・インタビュー
――あなたの身の回りにも、妙に謎めいた人や、滅多にお目にかかれない特異な人生経験をもつ人がいるのではないだろうか? このシリーズでは、吉本芸人のカラテカ・入江慎也氏からスタートし、バトン形式で「謎の人物のトラウマ過去」を探っていく!
記念すべき第5回は、「信じるか信じないかはあなた次第」でおなじみ、都市伝説の雄・関暁夫。彼のトラウマ体験とはどのようなものなのか、8月に発売された『Mr.都市伝説・関暁夫の都市伝説 6/特製AR動画カード付き』(竹書房)の内容にそって、ノーカットインタビューを掲載、いよいよ最終回です。(第5回/これまでのまとめはコチラ)
■今さら反戦争を唱えてもバーカと言われるだけ
――地球滅亡説について何か教えていただけないでしょうか?
関 2030年から氷河期が100%来るってことは知ってるよね? 『都市伝説6』にも書いたけど、イギリスの研究チームはほぼ100%地球に氷河期がくるって断言してるんだよ。そこに対して、さあどうしましょうっていう世界会議が今開かれてるところなの。詳しくは本を読んでください。
――わかりました。直近では、今後世の中どのように変わっていくと思いますか?
関 変化を知る前に、現状を知っておくことが大切だよ。日本は戦争で負けた国だからか「戦争と平和」をすぐ対で比べちゃうけど、今都会で平和に暮らせてるのは、戦争があったからだからね? 明治維新で勝った人達、つまり徳川家と戦争した人が土台作って、今のシステムができてるわけだよね。だけど、出来上がったものだけを見るから、視点がおかしくなる。世の中には、戦争特需ってのがあるわけ。世界中の資本家は全員そこに目をつけているから『ドンパチ、やれ、やれ』なの。そういうシステムの中に我々はいるの。
もちろん、日本人に作られた大きなトラウマとして、東京大空襲や広島・長崎の大虐殺がある。あれは戦争のルールをアメリカが破ったし、日本人は本当はアメリカを叩かなきゃいけなかった。
でも、今の時代はもうそんなの通用しないの。日本人は「戦争特需で金を動かす今の資本主義社会が平和な生き方だ」と思って自分たちでその道を選んでしまったのだから、戦争と平和っていうのを対で比べちゃダメなの。戦争と対で比べるのは、政治なの。政治の延長に外交があって、外交の延長に戦争があるの。で、平和と対で比べるのは、秩序の乱れなの。秩序が乱れたら、平和が乱れるわけ。戦闘と対で考えるのは政治。平和と対で考えるのは秩序。ちなみに、その外交に操られているのが政治家なの。だから外交をみていなきゃいけないんだよ。
――そうは言われても、戦争したら平和は失われます。
関 何度も言ってるけど、ドンパチの時代がきてもそれは自分から投資した結果なの。今さらドンパチ起きて『怖い』とか『私は反戦争です!』とか言っても、バーカって人工知能に弾かれるだけの時代になってしまったことに早く気づけ。
前回の連載記事でも言ったけど、日本人の平和の主張っていうのは、もう欲の主張になってるの。それだけもう満たされてるの。だけど、日本人は愛を与えないだろ? よその国は新約聖書、旧約聖書、コーランっていうのがあって愛を説いてる。だけど日本人は、天皇思想を米国に抜かれてしまったから、大人から子どもに共通の道徳性を教えることができなくなってるの。それで、個人主義が行き過ぎた結果、みんな崩壊しちゃってるんだ。これこそ平和が乱れていると思わないか? これから、個が崩壊した人達の高齢化社会がやってくるわけだから、日本には闇しかないの。みんな孤独死が待ってるわけ。だけど、まさか自分に孤独死が訪れるとは思ってない。これが平和なのか?
■教育のレベルが急ピッチで上がる
関 学校教育だってどんどん変わって国政教育になってくるからね。1+1ができるようになるのを待ってはくれないよ。学校は塾に負けないように、勉学のスキルだけを上げて、全部出来高制でやることになる。だって、これからどんどん競争社会になるわけだから、そんなの待ってられないんだよ。今だって、親は子どもに塾行かせるのが当たり前で、無理だったら自分が一生懸命勉強して子どもに教えなきゃいけなくなってる。それくらいしないと、インターナショナルスクールだ何だってどんどんできてくるなか、そこに通う子どもに勝てないだろ。語学喋れて当たり前、パソコン使えて当たり前の世界において、付加価値のない人間はドロップアウトする世の中になるんだから。
俺なんか商店街に生まれて寿司屋の息子さんやで? うちの親父はさ、俺が将来寿司屋継ぐと思ってたから『勉強なんかええねん、マグロ食え』って言ってたけど、大人になって今の現実社会の中で生きて、“親父に騙された”って思ったよね(笑)。特に、自由ヶ丘にいたら分かるけど、教育によって人間の成長は全然変わってくるから。
自由が丘の子どもたちと話してると大人と話してるみたいで、気づいたら「お前まだ4歳か!」ってなる。英語もしゃべれるし、呼吸も知ってるから普通の会話ができちゃうの。俺達が4歳くらいのときなんて、野良猫見つけてはニャーオって言ってたけど、自由が丘の今の4歳は違い過ぎるもん。
それがいいとか悪いとか、そんな話をしても仕方がない。結局、今後はもうそういう社会になってしまうわけ。競争しか生まれないわけ。だからそこに勝ち残るための準備をしないといけない。
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2024.10.02 20:00心霊「東京は世界都市になり、日本人に発言権はなくなる」「経済的徴兵制始まる」Mr.都市伝説 関暁夫・インタビューのページです。都市伝説、関暁夫などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで