「東京は世界都市になり、日本人に発言権はなくなる」「経済的徴兵制始まる」Mr.都市伝説 関暁夫・インタビュー
■世界都市東京において日本人に発言権はない
関 今、銀座の土地は中国人しか買ってないの。埋立地のあんなところ、マンション買う? 買わないでしょ? だから買ってるのは日本人じゃないの。東京の一等地には、もう日本人住んでないでしょ? ゆっくり、日本人が西へ西へ、北へ北へ追いやられてるでしょ。もうこの東京っていうのは、世界都市東京なの。新宿の南口にあるドコモビルもエンパイアステートビルにソックリでしょ? ニューヨーク化計画してるわけでしょ? そうでしょ? 二ューヨークなの、ここ。世界都市東京なの。
ここで、『日本人として~』って主張したら、クー・クラックス・クランと変わらないよ。多国籍の国に負けたんだから、多国籍になっちゃう。だから日本人として主張したければ、地方に行ってコミューン作って、自給自足の中でIT導入しながら何か生きる方法を見つけていかないと俺は昔から愛国心もあるよ。『日本人大好きだ』って気持ちからきてるけど、どうやらこの東京は、もう違う。だけどそこに対応していかないと、東京にいたいなら不幸になるよって話。日本ラブを貫きたいなら、東京から離れなさいって話。
■外国人を視野に入れたビジネスを展開しないと負ける
関 もうね、みんなお金ないの。月々、パソコン代、携帯代払って、ネイル代まで払って、女の人はお金無いから。無理。なのにテレビでははやし立てて、何かこう買える物ってやってるけど、売れるわけねーじゃん。ギブアップってなるわけよ。そしたら、来る外国人相手の商売を変えるだけじゃん。もう『I LOVE TOKYO』って書いたTシャツ売ってたあいつらが勝ちだよ。
日本人に向けてやったって、全然そんなのビジネスにならんの。だから、インターネットサービスだ何だって、ハッキリ言って国内に来てる外国人に向けてのサービスをやってた方がいいわけじゃん。俺が言ってるのは、メディア批判とかじゃないの。今後メディアが進むべき方向性ですよっていう。ちなみに、吉本興業ってのは世界コンテンツだからな。同時通訳始まるんだよ? 世界からのリスナーをいかにキャッチするか考えてるんだ。
だけど普通の会社は、現場にいる子達が情熱を忘れてるわけでしょ? 情熱を忘れて、自分自身が奮い立たないから、相手が奮い立ってくれない。自分が相手に嘘ついてんだもん。本当の自分を見せないんだもん。じゃなきゃ、相手だって本当の自分に気付いてくれないよ。寂しいだろ? 関さん、ずーっと最初っから剥き出しだぜ? だけど、そうじゃないと世代を超えて会話はできないし、国境を越えて会話もできない。だからいい意味でね、何か日本人が変わっていく、国際的な日本人になってく瞬間であるんじゃない? インターナショナルになっちゃったよっていう。ネオ東京だからね。
――『AKIRA』の世界ですね。
関 そう、本当にその世界。ネオ東京になっちゃったってこと。だけど、“陰(いん)”に考えたら本当にダークサイドに引っ張られるだけだから、仲間とともに新しい時代を生きる決意をしろよ。仲間が居てくれて救われるんだから……。
自分達でやる時代が来てるから。火ぃついてきたら、後は自分が嘘をつくな、だよ。自分が嘘をつくから、相手も嘘をついた人が寄ってくるから。そしたらもう見せかけだけの実績で、その後が無いから。
■これからのビジネス
――具体的にはどうすれば?
関 新しいマニュアルを作る。新しいマニュアルができたら、それこそ、『huluさん買ってください』『企画買ってください』それをどんどん売る時代。ハードとソフトの関係性において、インターネットの中でのソフトとされてるけど、だけどそのソフトとされてるところにいかにハードとして新しいソフトを作るか、よ。ソフトはもう後は好き勝手やらせればいいじゃない。
つまり、吉本(興行)さんはハードだよね。俺はソフトだよね。だから、俺なんか『関さん好き勝手喋ってください、喋ってくれればいい』……で、こっちでハード作ったら、『社長、作りましたよ』『これ頼みますわ』って。そしたら立派にハードになって、影響力がお互いつきましたな、ってなったら、そしたら次にちゃんとしたビジネスが始まる。どう?
フジテレビで俺を可愛がってくれてた横澤さんがずっと言ってくれたんだよ。「カメラを追うなってこと。カメラを追っちゃダメ、カメラを向かせなきゃ商売にならないからな」って。吉本のマニュアルでもあるよね。「かけるから金とられんねん。かかってくるのをとりゃいいじゃん」って。商売の本質っていうのは、そこだからね。
――最後に、もう一度トラウマ体験についてお伺いしたいのですが…。
関 トラウマ体験語るだけで終わったら成長しないよ? ネガティブなビジネスは特定層には響くけど拡散しないからな。ネットでも結局、拡散しないとアクセスとれないわけでしょ? 企画もそうよ。ネガティブなことを言って楽しむのは、一個人だけ。だけど悩みが解消された時とか、例えばテレビの企画でも、『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)か、流行ってるだろ? 結局あの企画の本質って何? ってことなの。トカナだって、このままいったら“陰の客”だけついて、拡散しないよ。早く変換しないさい。トラウマは入り口で、そこから何か知識が芽生えてくるような面白い企画に転換しなさい。だからそれが“しくじり”っていう単語じゃない、トラウマっていうのを聞いて、最後に絶対聞かなきゃいけないキーワードは、そのトラウマを踏まえた上で、今どういう風に克服しましたかってことなんだよ。
それが口コミが生まれたり、そこからエンターテインメントの入り口が広がるから、いろんな人達が入って情報が共有されて、話題になるのね。振り子の原理とか言うでしょ、ネガティブをしてた人達が、ポジティブに切り替わった時に、急に反動が来るの。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊「東京は世界都市になり、日本人に発言権はなくなる」「経済的徴兵制始まる」Mr.都市伝説 関暁夫・インタビューのページです。都市伝説、関暁夫などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで