森林の精霊「グリーンマン」と会った男 ― 葉っぱに覆われた妖精が現れたその時…
2016.12.08 14:00
イギリスの家のドアやドアノブでよく見かける、人の顔のようなガーデニング装飾用品を知っているだろうか? 顔が木の葉や枝のようなもので覆われていたり、口や耳から蔦なぢが生えている装飾品で、名前を「グリーンマン」という。
古くは中世ヨーロッパの教会の壁や柱に彫刻されていたのだが、これはキリスト教以前から存在していた「ケルト神話などの森林や樹木へのアミニズム信仰」のなごりとも言われている。
イギリスの土産物屋などでもたくさんみかけるが、壁飾りだけではなくローソク立てなど、様々なインテリア用品として親しまれているものだ。
画像は、「Design Toscano Poison」「The Spirit of Nottingham Woods」「Greenman Plaque-Fall」「Greenman door knocker」
先日、筆者はイギリスの田舎町の友人宅へ遊びに行ったのだが、色んな家の玄関飾りに、このグリーンマンを発見し、ひとつひとつ違う表情をしていて非常に興味を持った。
「いったいこれは何だ?」と、友人に聞いてみたところ上記のような説明をしてくれ「面白い人物を紹介してやるから行こう」と、とあるパブに連れていかれた。
パブで飲みながら待っていると、初老の男性が入ってきて友人と談笑しながら、こちらのテーブルにやってきた。
すると「このジェレミーはグリーンマンと会ったことがあるんだよ。」と、友人がワケのわからないことを言い出した。
「ジェレミーだ。君かい?グリーンマンの話を聞きたい日本人というのは」
そこから聞いたのが次の話だ。
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