脳とコンピュータは“働き方から死に方”まで同じだった! 生命と機械の定義が覆る!?
■死はコンピュータをシャットダウンするようなもの
別の研究者からは脳のみならず、「死さえもコンピュータと同一である」との発言が飛び出している。どういうことだろうか?
昨年6月、ワシントン大学のピーター・ノーブル教授らの研究で、死後に活動を始める遺伝子が存在することが判明し、死の定義が大きく変更される可能性が示唆されたことはトカナでもお伝えしたが、この研究成果を受け、マックス・プランク研究所のアルネ・トラウルゼン博士が、新しい死の解釈を提示した。博士の言葉を引用しよう。
「おそらく死はスイッチを押せばすぐに消える蛍光灯というよりも、時間をかけてシャットダウンするコンピュータに近いのです」(トラウルゼン博士)
ノーブル教授もトラウルゼン博士の解釈に同意し、完全な死とは「生命反応の消失」という突然の出来事ではなく、ゆっくりとした段階を踏むもので、ちょうど9.11同時多発テロで崩壊したツインタワーが徐々に崩壊していった過程と同じだと語っている。
脳科学の目覚しい発展に伴い、ますます人間と機械との差が無くなりつつある。人間の特権性を保障する最後の砦である“意識”さえも、機械に模倣される日がいずれ来るかもしれない。その時、我々は一体どうなるのだろうか? 人類の行く末を見極めるためにも、脳科学から目が離せない。
(編集部)
参考:「Daily Mail」、「Express」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊脳とコンピュータは“働き方から死に方”まで同じだった! 生命と機械の定義が覆る!?のページです。脳、コンピュータ、意識、アルゴリズム、脳科学、AIMDなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで