ノルウェー最凶タブー未解決事件「イスダルの女」
全裸死体、削られた指紋、暗号日記…! ノルウェー最凶タブー未解決事件「イスダルの女」、47年ぶり捜査再開へ
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『ミレニアム』、『ブリッジ』、『キリング』と、北欧にはミステリーがよく似合う。英語圏にはない独特の空気感に、惹きつけられるファンも後を絶たないようだ。そんなブームの中、ノルウェーで起きたドラマ顔負けのコールドケースが再び動き出すことになった、47年の時空を超えて――。
■まったく手がかりがつかめない「イスダルの女」
1970年11月29日、ノルウェーの古都、ベルゲンを見おろす「イスダル渓谷」で、ハイキング中の親子が遊歩道から外れた岩陰に、全裸の女性変死体を発見した。奇妙なことに、指の指紋はすべて削り取られ、焼きつぶされていた。後に「イスダルの女」と呼ばれ、ノルウェーを震撼させた最凶ミステリーの幕開けだった。

事件発生から2日後、ベルゲン市内の駅でスーツケース2つが発見された。死体現場の割れたグラスから、かろうじて採取された指紋とスーツケースのそれが一致したため、彼女のものと断定。だが、中からは驚きの代物が次々と出てきたのだ。9通の偽名パスポート、ラベルがすべて切り取られた服、日付と医師名が切り取られた処方箋、複数のウィッグ、多額のドイツマルク、そして暗号化された日記などだ。
また、目撃証言から彼女は30代で、数カ国語を操る美女であることがわかった。市内のホテルを泊まり歩き、“バルコニーのある部屋”に固執して、何度も部屋を変えたそうだ。宿帳にはセールスウーマンと記載し、ホテル代は現金で支払い、常にタクシーで移動していたという。

生きている彼女を最後に見たのは、地元に住む26歳の青年だった。死体が見つかる5日前、友人たちとイスダル渓谷を歩いていた時、恐怖で顔が引きつった外国人風の女性と擦れ違ったという。山歩きには不釣り合いなドレスを着ていたので非常に奇異に映ったと話す。
なにより不穏に思ったのは、彼女の後ろを黒いコートを着た2人組の男が追いかけていたことだった。その後、ニュースで女性の死を知ると、すぐに警察で似顔絵を見せてもらい、目撃した女性と酷似していたという。だが、警察は彼にこう告げた。
「彼女のことは忘れろ。片付けられたんだ。この事件は迷宮入りだ」と。
国家権力にそんなことを言われたら、守るものがある一市民は、それ以上深入りしようとは思わないだろう。その後、警察は「検死の結果、睡眠薬服用後、意識もうろうとした状態でたき火に突っ込み、火傷。そのまま煙に巻かれて一酸化炭素中毒による自殺」と発表し、ジ・エンド、となった。
■半世紀ぶりに大規模な捜査が再開
地元で生まれ育った探偵小説家のグノール・スタレセン氏は、「イスダルの女はイスラエルのスパイだったのでは」と持論を展開しているが、確たる証拠はなく推測の域を出ていない。
現在、彼女の遺体はベルゲンの集団墓地に埋葬され、真相は歴史の闇に葬り去られたかに見えた。だが突如、ノルウェー全土に激震が走った。
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