幻の深海魚「ゴーストシャーク」が湘南の海岸に出現か!? 8月までに神奈川で大地震の可能性!!

幻の深海魚「ゴーストシャーク」が湘南の海岸に出現か!? 8月までに神奈川で大地震の可能性!!の画像1写真提供:Aさん

 数日前、筆者のブログ「探求三昧」の読者から、奇怪な外観をした深海魚らしき生物の写真が送られてきた。今月13日、湘南の海岸に打ち上げられていたところを発見したというのだ。しかも、それは世界でも極稀にしか出現しない幻の深海魚「ゴーストシャーク」ではないかという。筆者のもとに写真を送ってくれたのは、地震の前兆かもしれないと危惧してのことだろうが、果たして真相はどうなのか? 大至急、考察しなければならない。


■謎多きゴーストシャークの生態

幻の深海魚「ゴーストシャーク」が湘南の海岸に出現か!? 8月までに神奈川で大地震の可能性!!の画像2

 今回、写真を送ってくれたのは神奈川県在住の女性(以降Aさん)だ。中郡二宮町の東海道線・二宮駅付近の梅沢海岸を歩いていたところ、この奇怪な魚が打ち上げられていたという。すでに息絶えているようだったが、外観があまりにも珍しいため写真を撮影したとのこと。その後、ネットで深海ザメを調べてみると、ゴーストシャークに非常に似ていることに気づき、かねてより深海魚の出現と地震発生の関係について調査してきた筆者に送ってくれたようだ。

 恐らく読者にとってゴーストシャークは、あまり馴染みのない存在だろう。グーグルで検索しても、上位に出てくるのは、2013年に製作された同名のアメリカ映画ばかりだ。同映画は、一度人間に殺された巨大サメが復讐のために蘇り、文字通りゴーストとなって人間に襲いかかるというホラーパニック映画である。

 しかし、生物としてのゴーストシャークも映画に負けず劣らず謎に満ちた存在だ。ギンザメ目ギンザメ科に属するが、その生態は今もよくわかっていない部分が多い。目が異様に大きいのが外見上の特長だ。

■ゴーストシャークではなくギンザメか!?

幻の深海魚「ゴーストシャーク」が湘南の海岸に出現か!? 8月までに神奈川で大地震の可能性!!の画像3写真提供:Aさん

 さて、筆者が調査を進めた結果、狭義のゴーストシャークはオーストラリア近海などで見られるが、日本近海には生息していないことが判明した。そのため、この外観からすると、おそらく同じギンザメ目ギンザメ科に属する「ギンザメ」の本種ではないかと思われる。ギンザメはギンブカとも呼ばれ、太平洋北西部に広く分布し、北海道より南の太平洋側および日本海にも生息するという。ただし、ゴーストシャーク同様に深海魚であるため、生きている状態で発見されることは珍しく、捕獲頻度も、たまに底引き網などにかかる程度だという。

 打ち上げられた個体の全長は90~100cm。写真は若干露出オーバー気味で、実際よりも白っぽく写っているようだが、Aさんによると全体はもっと水色がかっており、ひれは薄紫のとても美しい色だったという。そして目が異様に大きく、ギンザメの特長をよく示している。

 

幻の深海魚「ゴーストシャーク」が湘南の海岸に出現か!? 8月までに神奈川で大地震の可能性!!の画像4ゴーストシャーク 画像は「The Daily Mail」より引用

■大地震が続く実例多数!

 どうやら、ゴーストシャークではないようだとわかっても、話はここでは終わらない。というのも、このギンザメの出現が地震前兆、すなわち「宏観異常現象」である可能性があるからだ。過去、ギンザメおよびその仲間が出現した後に大きな地震が発生したケースは多数存在する。以下に、そのうち4件ほどを挙げておく。

1. 2004年2月12日、24日 茨城県大洗町沖でクロテングギンザメ2匹を相次いで捕獲。
→2004年3月11日 茨城県沖 M5、最大震度3

2. 2010年10月7日、14日 八丈島周辺で捕獲。
→2010年11月30日 小笠原諸島西方沖 M7.1、最大震度3

3. 2011年1月27日 静岡県下田市白浜・坂見沖のヒラメ網で捕獲。
→2011年1月31日 伊豆大島近海 M4.2、最大震度4

4. 2015年1月14日 静岡県沼津市・沼津漁港沖の底引き網漁で捕獲。
→2015年1月26日 千葉県北東部 M4.9、最大震度4

 こうして見ると、ギンザメが捕獲されてから4日~2カ月弱後、そう遠くないところを震源とするM4以上の地震が起きている。傾向としては、比較的小規模な地震の場合、地震発生までのタイムラグが短く、大きな地震(M7.1)の場合には長いタイムラグがあったことがわかる。これは、筆者が長年研究してきた地震前兆現象の法則と矛盾しないものだ。たとえギンザメ捕獲と地震発生の相関関係に確証がないとしても、出現から数日後に近場で実際に地震が起きるケースがあることだけは間違いない。やはり、偶然として済ませるべきではないように思えてくる。

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