「日本に脅威を与える、トランプ陣営メンバー4人」をフルフォード氏が暴露! “間引き”されたロスチャイルド家の3人も…

■イレーン・チャオ

 そしてもうひとり、今後“間接的に”日本に大きな影響を与え、かつ、フルフォード氏がトランプ政権におけるキーマンと睨んでいるのが、運輸長官のイレーン・チャオだ。

「日本に脅威を与える、トランプ陣営メンバー4人」をフルフォード氏が暴露! 間引きされたロスチャイルド家の3人も…の画像4イレーン・チャオ

フルフォード氏 「ここ数年、アメリカ兵から『沖縄に基地を置くのはもはや戦略的に意味がない』という話をよく聞くようになりました。昔は対ロシア戦略としての沖縄基地だったために立地条件も良かったけれど、アメリカ、日本両国にとっての現在の脅威は中国です。中国から沖縄では近すぎて、あっという間にミサイルでやられてしまうだろうと言われています。

 今はむしろ南シナ海のインドネシア列島に基地を設けるほうが、軍事的にも貿易的にもアメリカにはメリットがあるんですよ。

 そもそも、アメリカは今中国を脅威とする一方で、中国マネーに大きく依存しています。日本のために中国と仲違いするようなことは避けたいし、むしろ穏便に南シナ海の利権を分け合いたいというのが本音でしょう。

 そういう意味で、今後中国とアメリカのパイプを一層強固なものとするためのキーマンが、チャオなのです。彼女の父親は江沢民と旧知の仲であり、同時に、チャオファミリーはチャイニーズマフィア、さらには近年アジアで勢力を広げるチャイニーズ・フリーメーソンとも深い関係があると言われています。

 実際、14年に彼女の父親が経営する運輸会社の船から大量のコカインが発見されたのですが、一切摘発されませんでした。表では運輸長官として中国政府から多額の資金を、裏ではマフィアたちからドラッグなどによる資金を調達できるとあれば、今後、政権内における彼女の発言権はどんどん大きくなり、日本にとっては不利な状況が生まれる可能性は否定できません」


■ウィルバー・ロス

 そして最後にもうひとり、前回までにもたびたび名前が挙がってきた商務長官ウィルバー・ロスの存在も忘れてはいけないだろうと付け加える。

「日本に脅威を与える、トランプ陣営メンバー4人」をフルフォード氏が暴露! 間引きされたロスチャイルド家の3人も…の画像5ウィルバー・ロス氏


フルフォード氏「これまで、政権とロスチャイルド家間には、3つくらいクッションがあったんです。表向きには、直接手を取り合うような動きはなかった。ところがトランプ政権では、ウィルバー・ロスという、ロスチャイルドの銀行で長年働いてきた人物を政権の中に取り込んでしまった。もう開き直っているとしか思えません。

 ただ一方で、その背景には、ロスチャイルド家の血筋の“間引き”が関係しているのではないかと考えています。

 例えば、フランスロスチャイルド家のデビッド•ド•ロスチャイルドは、15年に金融詐欺の疑いでフランスの裁判所によって起訴されました。また、同じフランス分家のベンジャミン・ロスチャイルドは、アフリカに象狩りができるサファリパークを建設しようとして、原住民を殺害していたことが暴露され、現在追われています。

「日本に脅威を与える、トランプ陣営メンバー4人」をフルフォード氏が暴露! 間引きされたロスチャイルド家の3人も…の画像6フルフォード氏

 さらに、一時期は次のロスチャイルド家のトップになるのではないかとまで言われていたイギリスのナサニエル・ロスチャイルドもお家紛争に巻き込まれて現在身を隠していると聞きます。

 これまで世界中で好き勝手やってきた彼らが今、“消される”恐怖をようやく感じているわけです。そういう意味では、ロスの政権入りは、ロスチャイルドからの歩み寄りとも取れるのかもしれない。いずれにせよ、堂々と権力に入り込んできたロスチャイルドがどう動いていくのか、目を離せません」

 あの横暴な振る舞いが目につくために、トランプばかりが取り沙汰されてきたアメリカの新政権。しかし、その実、トランプは彼を取り囲む黒い人脈に操られているだけなのかもしれない。

 そんな目で、今後の動向を見守ってみれば、新たな権力者が自然と浮かび上がってくるのではないだろうか——。

ベンジャミン・フルフォードインタビューまとはコチラ

■プロフィール
ベンジャミン・フルフォード
1961年、カナダ生まれ。外交官の家庭に生まれ、若くして来日。上智大学比較文化学科を経て、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業。その後再来日し、「日経ウィークリー」記者、米経済誌「フォーブス」アジア太平洋支局長などを経て、現在はフリーランスジャーナリスト、ノンフィクション作家として活躍する。5月に『トランプ政権を操る「黒い人脈」図鑑』(扶桑社)を上梓した。


■書籍紹介
『トランプ政権を操る「黒い人脈」図鑑』
ベンジャミン・フルフォード/扶桑社/1728円
4年半ぶりに発売されたベンジャミン・フルフォード氏の図解本。今回は誕生して間もないトランプ政権の閣僚・側近を徹底解説。副大統領から国務長官、財務長官、司法長官まで閣僚15人、CIA。FBIの長官や国連大使まで閣僚級高官10人、そしてジャレッド・クシュナーからスティーブ・バノンなど補佐官や上級顧問など9人……総勢34人の経歴・繫がりを徹底解説する。加えてトランプ政権に多大な影響を及ぼす団体・組織・そして「黒い人脈」も完全網羅。豊富な写真と図解でアメリカの“今”がわかる!

・序章 トランプ家とその家族
トランプ家の歴史から、現在のトランプ・ファミリー、ビジネス歴などを紹介

・第1章 トランプ政権 閣僚
マイケル・ペンス、レックス、ティラーソン、スティーヴン・ムニューチン、ジェームズ・マティス、ジョン・ケリーほか15人

・第2章 トランプ政権 閣僚級高官
マイク・ポンペオ、ロバート・ライトハイザー、ジョセフ・ダンフォード、ッキー・ヘイリーほか10人

・第3章 トランプ政権 側近とブレーン
スティーブ・バノン、ジャレッド・クシュナー、ピーター・ナヴァロ、ケリーアン・コンウェイ、ハーバード・マクスターほか10人

・第4章 トランプを操る知られざる組織
オルタナティブメディア総覧、政権操るマーサー一族、新「闇の支配者」コークス兄弟ほか

TOCANA編集部

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