死んだ息子の精子で出産を望んだ母 ― 同じ息子を作らねばと思い、苦渋の決断

死んだ息子の精子で出産を望んだ母 ― 同じ息子を作らねばと思い、苦渋の決断の画像2 「Daily Mail」の記事より


■インドでは“代理母ビジネス”が巨大市場化

 この出産を手がけた医師は、「科学の進歩のおかげで、また一人、人を幸福にすることができた」と喜びもひとしおだ。「愛息を失った母親の強い意志と幾多の困難の末につかんだ幸せを、心から祝福したい」。医師の笑顔には一点の曇りもない。

 インドでは「子宮貸します」と代理母出産ビジネスが巨大市場化しつつあり、社会問題となっている。実際は倫理面で多くの議論を呼んでおり、ついにインド政府は段階的に歯止めをかけようと規制強化に踏み切っている。そんな中、今回の一件は不妊に悩む女性からの依頼ではなく、「息子のコピーを作り、息子として育てる」のが目的であることから、世間の風当たりはなおさら強いようだ。

死んだ息子の精子で出産を望んだ母 ― 同じ息子を作らねばと思い、苦渋の決断の画像3 「Daily Mail」の記事より

 それでも、この母親はこの乳児を若くして逝った息子と同じ名前で呼び、息子のコピーを抱きながら楽しく暮らしている。
(文=鮎沢明)

参考:「Daily Mail」ほか

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