死んだ息子の精子で出産を望んだ母 ― 同じ息子を作らねばと思い、苦渋の決断
「死んだ息子の生まれ変わりがほしい……」。脳腫瘍に侵された息子の存命中に精子を抜き取り、息子の死後、その精子を使い代理母に息子の“コピー”を産ませたインド人女性がいる。彼女は現在、世間からの好奇の眼差しを浴びながら「息子の息子」を「息子として」大切に育てている——。
■「息子が生まれ変わって戻ってきた」
この母親は49歳。50歳手前の更年期であることから自分で妊娠することを諦め、卵子を提供してくれるドナーを探し、妊娠と出産もそのドナーに任せたという。
生まれてきたのは厳密にいうと孫にあたるが、息子を一度失ったこの母親はこの孫を息子だと思い込み、二度と先に死なせるものかとの信念で育児に励む日々を送っている。生まれるからには長生きさせよう、という思いが働いたのか、息子の投薬治療が始まる前に精子を抜き取ったという。

これだけでも十分特異な話だが、さらにすごいのは、この息子自身が生前「出産は、母か姉妹にお願いしたい」と自ら指名し、自分のコピーを作ることに同意していたことだ。2013年の出来事である。
息子によるこの願いはかなわなかったとはいえ、一般の想像をはるかに超えたこの親子の世界観がインド中の国民をざわつかせた。息子は、余生をエンジニアの勉強に費やし修士号を取得し、体が弱ってきたところで本格的な治療に入った。
いったん治療はうまくいったものの、約3年後の2016年、ついに息子は他界した。そして、その約1年後、母親は息子の息子を作る決心をした。そう、卵子のドナー探しだ。
母親はこう振り返る。「金銭的にも大変苦労しましたが、私は覚悟を決めました。同じ息子を作らなきゃって」。いざ生まれると、みな彼女に「孫」ができた、と喜んだが、彼女はその都度「息子ができた、生まれ変わって戻ってきた」と訂正を口にしたという。さすがに、これには親戚からも非難を浴び続けた。しかし、彼女は耐え忍び現在に至る。
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