イギリス政府はネッシーの実在を隠蔽していた!? すでに発見・保護している可能性とは?
ネス湖の怪物“ネッシー”は実は絶滅危惧種として発見・保護されていた!? イギリス政府はこの事実を完全に隠蔽しているとの主張が叫ばれている――。
■国会で“ネッシー保護”が議題に
英・スコットランド北部のネス湖の怪物こと“ネッシー”が最初に目撃された記録はなんと西暦690年にさかのぼるということだが、本格的に騒がれはじめたのは1933年以降で、あの有名な水面から長い首を伸ばしたネッシーの写真が世をにぎわせたのも同時期のことである。
ネッシーの目撃報告の総数は約千件といわれているが、驚くことに近年目撃例は増加傾向にあり、ネッシー情報サイトである「The official Loch Ness Monster website」によれば、昨年2017年の目撃報告は11件と年間での過去最高を記録したというから驚きだ。
目撃報告はあれど、いまだその存在は公式には確認されていないこのネッシーだが、英紙「Express」やYouTubeチャンネル「All Time Conspiracies」などによれば、ネッシーは実はすでに発見されているがイギリス政府によって入念に隠蔽されているというのだ。いったいどのような根拠でこの“陰謀論”が成立するのか?
発端は1934年のネッシー騒動の時代にさかのぼる。世の中のネッシー“人気”に後押しされて、ロンドン自然史博物館はぜひともこのネッシーを捕獲してイングランドで保護・飼育したいという意向を表明したという。
この言い分が聞き捨てならなかったのがネス湖の地元、スコットランド国立博物館だ。もしネッシーが本当に存在するのなら、その“所有権”は地元にあり、スコットランド内にとどめておかなければならないと主張したのである。とはいえ、スコットランド国立博物館はネッシーの実在を確認しているわけではない。あくまでも地元としての権利を主張したのだ。
これまではあくまでもウワサ話レベルであったネッシーだが、こうして公の機関が言及していることで、本腰を入れてネッシーのハンティングをする者が現れる可能性も高まってきた。これまではむしろミステリアスな怪物として恐れられてきたネッシーだが、今後はむしろハンターたちの標的になるかもしれないのである。
ネス湖の地元、スコットランド・インヴァネスの下院議員であったマードック・マクドナルド氏は、潜在的にネッシーが被るリスクを懸念して、この怪物を保護するための法律を制定すべきであると国会に進言している。広い意味での野生生物保護法である。そして実際にこのマクドナルド氏の提案は、その後国会で長らく議論される議題になったのだ。
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2024.10.02 20:00心霊イギリス政府はネッシーの実在を隠蔽していた!? すでに発見・保護している可能性とは?のページです。ネッシー、ネス湖、絶滅危惧種、仲田しんじ、野生生物保護法、首長竜などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで